こんにちは
前々回、「道の駅」について投稿しましたが、その時に行った先が、鳥取県の三朝温泉
その中でも、特に目指して行ったのが
「三徳山 投入堂(みとくさん なげいれどう)」です。
投入がつくからにゃぁ・・・やっぱり、山の崖っぷちに立っとるやないか
修験者が修行の為に登る神聖な修行の山とあって、スカート禁止。チュニックの下にレギンスでもお断り
スニーカーも靴底の入念なチェックあり。で、さる太のスニーカーは何故か?アウトになり、一組500円で買取購入。
「六感を捨てましょう(視覚・聴覚・味覚・嗅覚・触覚・心)」と書いてあったけど、「ふぅ~ん??」なんて調子で入山したさる太が悪かった
そりゃ、わらぞうりも要るわ
滑って転落事故の為、亡くなった方もいるとの話だったけど、そりゃ、死ぬやろ~
という崖、木の根の間、岩・・・の連続
「コレって・・・??」という崖のぼりを越えたらまた、すぐに「コレをどうやって・・・??」しかも、わらぞうりなので、思ったより安定感が無い。岩のゴツゴツの衝撃もモロ受ける
ヘビに出くわし「ギャーっ
」オランウー太は「大丈夫~
噛まれへんから~
」って、それは、スニーカー
のアンタの足ですからっ
「わたしは、素足にわらぞうりなんです」40分程登ってやっと最初のお堂へ到着。「あ~、帰ろう」と思ったら、まだそこは1/3くらいの所。「左側は転落事故につき、通行禁止」などという生々しい立て札を見ながら、また、岩をつたい、ロープにつかまってよじ登り・・・鐘付き堂へ。まだまだ歩いて(登って)最後の最後に、投入堂に到着
あるお坊さんが「えいやっ!」とお堂を投入れて出来たのが「投入堂」と聞いたけど、そりゃ、あんな崖に誰もお堂を建てることなんて無理
しかも、それが約1300年前に建立されたというのだから、ものすごい事。感動を通り越して、不思議な感覚
そして、今まで四苦八苦して登ってきた道ですら、その苦しさを忘れるくらいの爽やかで荘厳な雰囲気に包まれた場所
しばし、そこでボー然と目の前の景色を受け入れるしか出来なかった・・・
さて・・・登ってきたからには、下らなければ
登りは、踏ん張ることもまだ、簡単だった。でも、下りは違う
滑った後が何箇所もある。しかも、登りの一歩の大きさと下りの一歩の大きさは比べモンにならん。「アタシ、どうやって登ったのかしら・・・・??」「オマエ、こっちから降りた方が楽ちゃうか~
」と言われ、降り始めた先には・・・・道、ありませんけど??
「あたしゃ、川口浩かっ
」と思いながら、崖を木の根を頼りに伝って・・・・しかも、わらぞうりやっちゅうーねん
少し下では、先に下りたおじさん達が「ねぇちゃん、そら、大変やわ~」と笑ってるし。クソッ
オランウー太め
そんなこんなで、無事下山。汗だくのさる太からは、もう、声一つすら出ない状態。
でも、一度は、行ってみたほうが良いと思う。そして、今度は、違うスニーカーで再挑戦したい。
教訓:
「六感とは、捨てるものでは無く、勝手に消えるものだ」
さる太