今日は、「第二回 個人宅レッスン会」の日。
数日前からボチボチと掃除をしていたものの、昨日ですっかりヤル気を無くし・・・中途半端に片付いて散らかった我が家で、パンの個人宅レッスン会を開催~
今回はチャゴ@さんのご希望で「メロンパン」←「メロンパンナちゃん
」と呼んでマス。と、さる太の鬼門「バターロール」せっかくなので、色々な生地で試してみよう!という話になって、今日は菓子パン生地で作ることに。
さる太の家の条件
①オーブンが1段焼きである←天板が1枚しかない
どうやってホイロをするか・・・
②シンクの温度が上がり易いので、捏ね板使用←1枚しかないので、さる太は、まな板で
③オーブンの温度管理がビミョ~←一緒に考えてもらう
しかし、集まった早々にテンションが上がりまくり
で、なかなか進まず
「あぁ、もう始めよう」と言っては「この前のレッスンで~・・・」「昨日、ダンナが~・・・」「そういえば、ブログに書いてた~・・・」「解るわ~・・・」捏ねる手も進まない
しかしながら、フロアまで進んで、やっと小休憩
今日は、つぶあん好き
&前回レッスンをお休みだったさる太に「桜あん」と「つぶあん」のドラ焼きを手土産に~
キャー~
飲み物等は、マグカップや数種類の飲み物とポットを用意して、各自好きな時に好きなものをセルフで飲んで頂く方式にしました
各自、コーヒーを入れて(ドリップでゴメン
)ドラ焼きに舌づつみ。「キャ~っ、桜餅の味~
」「この前のレッスンで、桜あんを入れたメロンパンだったんよ~」「ホンマ、すっごい桜の味しますね
」
もう、感激と話の盛り上がりは止められません
「あ、時間きた。」で、分割をお願いしてる間に洗い物や片付け。丸め、分割、ベンチ・・・どの作業についても3人が3人の経験と習ったことと知識を持ち出して進めるので「目からウロコ
」状態。
と、突然「生地、めっちゃ乾燥してますよ
」「えっ??」「ばんじゅうに入れてるのに??」「湿度は??」「お湯張ったコップ入れる??」アタフタアタフタ
っていうか、これで既に乾燥してるって言うのかよ
成型がしにくいのは、本当に乾燥してるからなんだ・・・
メロンパンの成型は、クッキー生地をケーキ用マーガリンで作ったからか、冷やしてもベタつく~
バタバタしながら成型して、ホイロへ。
「メロンパンは、常温で外に出して発酵出来るよ」「マジ??」これで、バターロールはオーブンで発酵して、メロンパンは外でホイロすることが出来る=自然と焼き時間もずらせることに
が・・・問題発生
オーブン発酵してるバターロールの温度が上昇し過ぎて、過発酵に
アルミ天板の上に乗せてオーブン発酵し、早めに取り出して予熱を開始する予定が・・・・既に発酵し過ぎ??
しかも、生地の乾燥からくる破れも出現
危うし・・・・やっぱりマズイどうしようもないパンをお持ち帰り頂くのか・・・・
ここで「やっぱり、オーブンの問題もあるよ~」「こんな時にダンナさん(オランウー太)がいないなんて・・・『買いなおしをオススメします』と言いたいのに・・・」「その言葉、録音していいッスか・・・
」
ま、焼き上がりをどうなるか?見てみよう
実験実験
と焼きを開始。
「焼きムラあんまり無いよね」「過発酵の割には、高さが出てきたよ」「こんな大きなバターロール見たことない
」会話からいって、誰の台詞か・・・・お分かりですよね??
今までは、下段で焼いてから中段に上げてたけど、実は中段で焼いてから下段に移すのが正解らしい
またまた、新しい発見である。「焼き上がり付いたし、底も焼けてるし
」ということでメロンパンナちゃんへ。
今度は、中段で焼き上げてから下段へ。中段7分焼き上げ時でもう、すっかりまん丸メロンパン
「バターロールとは違う!高さがある!!」「おぉ~
」歓声の嵐
「やっぱりオーブンの問題じゃなくて、ただ、ホイロ時間と場所。生地の乾燥を調整したら何とかなるんじゃない??」「ザンネンだけど~」
ドタバタのメロンパンナちゃんとバターロールの出来上がり
スゴ~イ
「写真写真」「いい匂い」さっきまでの苦労など吹っ飛んで試食大会。またまた各自で飲み物を入れて・・・・
「いただきま~す」
「・・・・・・・」「中、生っぽい?」「底と表面は焼けてるよね」「過発酵だから、表面が段々になっちゃってるけど、それにしても・・・・」「やっぱり、オーブン買いなおし??」「イイ感じだったのに」ちょっとトーンダウン
インストラクターを目指す私たちにとって
「貴重な失敗」を我が家で体験することになり、私も、ものすごい貢献をした気分・・・
しかし、その後も「自分がパンのほかにやってみたいこと」「パン教室に通いだしてから」「今後、何する?」「こういう提案を先生にしてみない?」「ウチの家庭は・・・」などなど、それぞれの話題でそれぞれの意見や考えを話してたら、時間なんてあっという間
それぞれの年齢も環境も違う3人がパン教室を通じて知り合い、パンのことだけでなく、お互いのダンナさんも一緒に繋がっていこうとしている・・・
忙しく働くダンナさん達に代わって、奥様方は色々な言葉と方法でコミュニケーションを深めています
年齢の上下に関わらず「素晴らしい点」「見習いたい点」「考えるべき点」耳を傾けることが出来る空間。これこそ「キッチンコミュニケーション」。
今日は、個人宅レッスンと言う名の女子会で、桃の節句もお祝いした感じです。
また、我が家にパンを焼きに、遊びにきてね
そして、こういう輪が広がることを素晴らしく思うし、感謝しています。
ダンナさん方、本日1日、奥様方をお借りして申し訳ありません。きっと、奥様方は、昨日より朝より優しく温かく明るい気持ちでダンナさん方に接してくれることでしょう。わが家にみんなを来させてくれて、我が家に送り出してくれてありがとう