二十四節気の一つ、「穀雨(こくう)」とは、
あらゆる穀物を潤して、新芽を出させる春の雨といった意味合いを持っています。
今頃の雨は種まきを終えた農作物や、新芽や若葉の成長にとっては、
欠かすことの出来ない、まさに恵みの雨です。
太平洋側の地域は冬の間はカラカラ天気で、1回の雨の量はわずかです。
春が進んでも1回の雨がもたらす量は、冬とは大きな差はありません。
しかし、西高東低の冬型の気圧配置が崩れるにつれて、
低気圧や前線が日本列島を通る回数が徐々に増えてきます。
その分、1日平均の雨の量が増えてくるというわけです。
家庭菜園や園芸をされる方にとって、水やりは楽しみでもありますが、ちょっと一苦労。
そんな時に雨が降ってくれると、ほっとする時がありませんか。
種を蒔いたり苗を植え付けたあとの雨は、成長を手助けしてくれるボランティアの応援団。
若葉萌える新緑の季節、木々の緑も雨上がりは一層色鮮やかです。
記事より