シーアゲイン~ログブック

青海島は年間を通して楽しむことができます。そうした青海島およびその近海における日々のダイビング情報をお届けします。

白化

2013年09月10日 | ダイビング

青海島「船越」・・・気温23度 水温27度~26度 透明度5~8

Namakonohousei130911Andonkurage130911左:ナマコの放精  右:アンドンクラゲ

  本日は海況が良かったので、久しぶりにリサーチダイブに行ってきました。

  トンネル周辺のニホンアワサンゴやイソギンチャクの仲間なんかが心配だったので、久しぶりにトンネルへ行きました。

  結果から言うとニホンアワサンゴはほぼ全滅でした。骨格のみになっていて、ほとんどの個体が死んでいるように見えました。小さい白化した個体がポツリ、ポツリとは見れましたが、おそらくこれらもだめだと思います。

Nihonawasangonohakkakotai130911Honkakureebizokunoissyu130911左:ニホンアワサンゴの白化個体  右:ホンカクレエビ属の一種

  そしてサンゴイソギンチャクもすべて白化していて、このままだとダメっぽいです。ビックリしたのがソフトコーラル。褐虫藻があるわけではないので、関係ないと思っていたのですが、少し浅場にあるヤギ類は、かなり壊死している個体が多く見られました。

  そしてグビジンイソギンチャクや、ミドリイソギンチャ クなんかも少し浅場にある個体は白化してる感じです。ちょっと悲しい光景でした。そして、マナマコも激減。

Kazariisogincyakuebi130911Kihassokunoyougyo130911左:カザリイソギンチャクエビ  右:キハッソク

  すでに漁業被害があるみたいですが、この海域でもやばそうです。ただ、トラフナマコはなんと放精しておりました。過去2度しか見たことが無かったのですが、なんかこのタイミングで見れてちょっと嬉しかったです。

  白化したサンゴイソギンチャクは、残念なんですがとっても綺麗なんでついつい撮影してしまいます。今日は、カザリイソギンチャクエビの他、黄色くて綺麗なホンカクレエビ属の一種が見られました。そういえば今日ちょっと浮遊してると、ツノクラゲに小さなオオトガリヅキンウミノミが付いておりました。そろそろ浮遊系秋シーズン開幕かな?


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする