タイトルの通り、レギュ1.20におけるレーザーライフル、ハイレーザーライフル、レーザーキャノン、ハイレーザーキャノンに分類される武器についての距離減衰についてあれこれ。基本的にPA無し、EN武器適正100、対象機体はEN防御最低、バーチャBで。プラズマ系はPA貫通力の関係からやっても意味が薄いってことでやっていません。コジマ系も距離減衰考えるよりとにかく当てればいいのでやっていません。パルスも一応測定出来ますがこれも実戦でPAの影響が極めて大きいのでやっていません。け、決してめんどくさいわけじゃないんだからねっ!
今回はいつもと違って生データは表で示しません。あと、近似直線も使いません。これらの本質的な理由としては、大分前にも書きましたが、EN武器はアサルトアーマーやアサルトキャノンも含め全般的に、距離に対してアナログに攻撃力が変化しているわけではないからです。一定距離ごとに階段状に変化します。広い目で見れば直線状に減衰はしていますが…。今回は便宜上距離を12からはじめ、50、100、150…と50刻みでデータとりしていますが、攻撃力変化の距離間隔は当然50というわけではありません。近似直線および近似式を作ることは出来ますが、階段状のためあまり当てにならないってこと。同様に大分前に詳しく書きましたが、生データについても、遠距離ではダメージのバラつきが生じます。といっても2パターンしか基本的に現れませんが、今回は手間を省くため試行回数は1回です。たくさんとって平均出すならまだしも、試行回数少ないばらつくデータを示しても意味が薄いってことで、今回は、あくまで減衰の「傾向」を見るだけにとどめましょう。
誤差の出方はいつもどおり。APという整数値から算出しているため云々。減少APよりずっと大きい値を出しているからそりゃ誤差出るって。
しょっぱなから結論まじりの表を載せますが、使用武器のスペック↓
攻撃力の項について、( )中は単発の攻撃力で、2発同時、あるいは3発同時の武器について記載しています。合計攻撃力が高い順に並べています。
射程距離はまんま射程距離、赤ロックになる距離…だっけ?一応赤ロック出来る距離を外れても攻撃を当てることは出来ます。ただ、EN武器は射程距離をある程度はずれると、攻撃力およびPA減衰力が強制的にゼロになります。無効といった方が早い。この「ある程度」ってのがどのくらいか今回は別に吟味してないですメンドクセ。ただ射程距離を50~100も離れると無効化の領域に入ると思っていいです。どうせ射程距離ギリギリで当てるのなんて実戦じゃ出来っこないからどうでもいい。射程距離外、無効化する距離を超えても無効化させずにダメージを通す方法もあるのですが、これは確実性に乏しいためスルー、どうせ実戦じゃ(ry
減衰比の項は最後に求めたもので、本来序盤に載せるものじゃないですが、スペースの都合上…至近距離(12とか)の攻撃力=スペック通りの攻撃力に対する、無効化されるギリギリの距離での攻撃力の比です。先述の通り、無効化ギリギリの距離で細かく調べていないので値はわりと適当です。とりあえずBFFレーザーの減衰関連での優秀さはわかると思います。
ここで言いたいのは、減衰比、および無効化距離(射程距離+α)がわかれば減衰の傾向が把握できるということです。無効化距離は射程距離で代用出来ないことも無い。こうしてみると減衰を考慮する上で射程距離のパラが何気に重要?
前置きなのに結論を混ぜて言っちゃいましたが、とりあえずグラフのせましょー。数多いんで攻撃力10000以上と4000未満とその間でとりあえず分け。
まず攻撃力10000以上の↓
EC-O307AB(破壊天使砲)が距離600で変な挙動を示していますが、これは何度やってもこんな感じになります。ちなみにこれをわずかに過ぎると無効化領域に入ります。射程距離は533ですが、射程外の挙動はわけわからん。
A12-OPS(腕レーザー)が他武器に比べて減衰が特に緩やかなのが目につきます。これは、腕レーザーの射程が990であることと関係していて、先ほど述べたとおり、減衰比が他武器と同程度の0.5強でも、射程距離が他より長めのため、結果的に減衰しにくいということです。HLC02-SIRIUSとHLR09-BECRUXも何気に攻撃力の大小関係の逆転が起こっています、これも腕レーザーと同じ理由。
次は攻撃力4000以上10000未満の↓
普通…。あえて言えばカノプーの射程距離が短いせいで減衰しやすいかなといった程度。エコレーザーとレザバズは言うことが特にねっす。
攻撃力4000未満。以下レザライ(レーザーライフル)といえばレザバズを除いたものとします↓
067ANLR(BFFレーザー)は距離550で他のレザライを軒並み上回ります。実戦において550以遠でレザライを撃ってもろくに当たらないし意味はあまりないけれども。
地味にポイントなのが、LR02-ALTAIRとER-R500について。スペック上の攻撃力はER-R500>LR02-ALTAIRで11上回っていますが、距離150では既にER-R500<LR02-ALTAIRです。これがローゼンクオリティ。一応ローゼンレザライも重量、消費EN、弾数、発射消費EN、近接適正、リロード等アルタイルより優れているから決して悪くないと思います。ただ攻撃力だけ見て決めるのは早計という罠。
ローゼンレザライは距離350でBFFレーザーに攻撃力負けているけれど350って微妙な距離だね。距離400ではアルタイルとBFFレーザーはほぼ同じ攻撃力(差1未満)。今のスピードではどのへんが適正距離なのでしょうか。自分はそんなにレザライ使用経験ないのでこれからです。
今思ったけれど、ER-R500の後ろの「R」ってRosenthalのRだったのか…。Oならオーメルか。ライフルのRF-R100をはじめとして後ろのRもRosenthalのRで、AR-O700のとかのOはOmerのOですね。命名法則これだけ個人的によくわからなったけれどはっきりしました。XMG-A030のAはAspinaのAってことか…と思ったらこっちはXCG-B050ってのもあるからそうではないし、頭にXがついていれば基本アスピナ製だからAとかBは深く考える必要はないってことか。Aの次にB、程度?
脱線したけれど、まとめるとBFFレーザー優秀すぎバロスwwwということで。欠点といえば弾が他のレザライより少なめなところ。それでも弾速とか精度関係の命中率を考慮すると自分はBFFレーザー選んじゃいそうではあります。PA貫通力が何気にBFFクオリティのせいか8011もあるんですね。他のレザライは6000台だというのに。攻撃力に加えてPA貫通力まで負けたら他企業の立場が無い。
↑ここまで本題
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↓ここから補足
今回はPA貫通力を考慮しませんでしたが、考慮すると実際どうなるのでしょうか。ってことでサンプルをひとつ。PA貫通力が今回取り扱った中で最低の5827であるER-O705(レザバズ)について、PA17727以上の機体(PA貫通率×10000でPA貫通力が求められる)に対してPAを考慮してみます。
対象機体は上から、
ソブレロ
ソーラ
ユディト
ライール
に加えてPA整波装置3つ。PA整波性能オールフルチューンで合計PA18131になります。EN防御5807。PA高めつつEN防御を低めにするためこんなフレームです。攻撃力をいちいち算出しなくても今回欲しいPA貫通力が求められるため、ここでは単純なダメージを使います。PAフル時のダメージ/PA無しでのダメージでPA貫通率が出て、PA貫通率×10000でPA貫通力が手軽に出せます。
PAありとなしって項目はそれぞれ単なるダメージ量です。
グラフ化すると、
PA貫通力も階段状に減少しているっぽいのできれいな直線にはなりません。挙動としてはいい感じ。ちなみに至近距離でのPA貫通力に対する無効化ギリギリの距離でのPA貫通力の比は0.495で、おおむね0.5って感じです。攻撃力も半分程度、PA貫通力も半分程度に落ち込むため、0.5×0.5でPA特化相手にはダメージが25%程度まで落ちます。別に特化機相手じゃなくてもけっこうダメージ落ちるため、いわゆる「距離をとるとEN武器のダメージはガタ落ちになる」ということですね。
適当にとったPA値の対象(PAフル)に対する有効攻撃力↓ この攻撃力に対象のEN防御を考慮したものが与ダメージになります。
PAの有無による影響はとにかく大きい。AA発動後とかAAによるPA減衰を受けたときとか、fAではPAがはがれる状況が比較的多いため留意すべきか。
で、今までの挙動から察するに、他のレザ・ハイレザも無効化直前の距離でPA貫通力が半分程度になりそうかなーとか思うわけですが、仮にBFFレーザーのPA貫通力が攻撃力減衰と同様に75%程度にしか落ち込まなかったとしたら?興味深いですね。近いうちにやるかもしれません。
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近いうちきました。067ANLRのPA貫通力の距離減衰について。至近距離ではPA貫通力は8011ですが、無効化付近の距離ではどうなっているんだろうってことで↓手早く行こう。条件はレザバズといっしょ。
数字見ればもうわかりますね。PA貫通力の至近距離に対する、無効化付近距離の比は0.753でほぼ75%です。
グラフにすると、
になります。
レザバズと同様に、適当なPA値に対する有効攻撃力を算出、グラフ化すると以下のように↓
これはもしかすると…アヴィオールさえも喰いかねないかも…?ちょっとアヴィオール調べてきます。全種類はやらないです。
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LR04-AVIORも予想通りでした。表面上のスペックではPA貫通力6824。他条件は今までといっしょ。
PA貫通力比は0.505でほぼ50%まで減少。
グラフにすると、
こんなかんじ。
適当なPA相手に対する有効攻撃力のグラフは、
これと067ANLRの同じヤツを比較するわけですが、項目多いので、いくつか省きます。PAなし時は上の方にあるのでいらないよね。
とりあえずPA8544(最低)と12000と14000と17727以上を残して比較↓項目の「I」はInterior→LR04-AVIORを指し、「B」はBFF→067ANLRを指すってことで。
けっこうゆがんでいるけれど、階段状データ二つから算出しているのでこんなもんです。比較する上でデータ結んだ線あったほうが見やすいのでつけます。BFFレーザーの線途切れているのはグラフ作成時にアヴィオールのデータと干渉しているからです、気にしないで。
で、肝心の大小関係ですがこれはひどいね。スペック上は716も攻撃力ちがうんだけれど…。PA最低機体相手でもPAフルなら距離300で既にBFFレーザーが上回る。12000相手なら距離200、14000相手なら150ちょいすぎ、17727以上なら100でわずかに、BFFレーザーがアヴィオールより有効攻撃力が高くなります。
省きましたが、PA10000では250で、16000では150で既に067ANLR>LR04-AVIORです。150とかちょっとPA高めたAAの有効射程なんですが。
こないだの使いまわし。こうして見ると、PA10000未満は特化させない限りそうそうならないと考えられます。加えて、今のスピードでは250以内を維持するのは極めて難しい→オワタ\(^o^)/ そもそも近いとレーザーのサイティングも難しくなるわけで。
レザバズ以外のレザライに対して実質的にBFFレーザーは単純攻撃性能では最強と言えました。
067ANLR(以下B)と、LR04-AVIOR(以下I)について、今回扱った攻撃力、PA貫通力、射程距離以外で比較すると(優れている方を>の大きい側にしている)、
価格 B(400000)<I(200000)
重量 B(1343)>I(1452)
消費EN B(555)>I(788)
PA減衰力 B(188)<I(266)
弾速 B(1430)>I(1365)
射撃精度 B(98)>I(97)
射撃消費EN B(2825)<I(2750)
近接適正 B(86)<I(90)
リロード時間 B(62)<I(48)
装弾数 B(50)<I(60)
弾単価 B(200)<I(130)
アヴィオールは装備負荷は高いですが、近接適正が高くリロードが短いため連射できるメリットがありますね…ただ消費EN233高いから射撃消費EN75低くてもアレ。
PA減衰力も距離で減ったような?どちらも雀の涙程度ですが。
弾10発多いけれど精度、弾速、実戦における有効攻撃力とか負けていてどうにかなるのか。個人的にはレザライは垂れ流す武器じゃないからリロードのメリットも…
アヴィオール安いよってことで。やっぱり現状じゃ弾数考慮してもBFFレーザー一択かなー。
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PA貫通力がデフォで10000超えたものの挙動はどうなるでしょうか。
HLC01-SIRIUS:PA貫通力11055についても同様に調べると以下のようになります。
カタログスペックだと10000超えですが、実測値ではあくまで10000で打ち止めなので、近距離ではしばらく10000として振る舞います。仮に距離16(=PA干渉しない最至近距離)でPA貫通力を11055としたとき、実測値としてのPA貫通力が10000未満であるデータと直線で結んだものも含めると↓のようになります。
やはりシリウスでも他と同じようにPA貫通力が最終的に50%程度に減衰していると判断できます。
適当なPA値の対象についての有効攻撃力は以下のようになります。
距離150らへんからダメージ差異が発生していますが今まで見ていったものに比べると差は少なめですね。PAの影響を受けにくいことが分かります。
☆まとめ
射程距離を少し過ぎたあたりで攻撃は無効化されるが、無効化直前の距離では攻撃力・PA貫通力は共に50%程度に減衰する。ただし067ANLRのみ共に75%程度で、減衰しにくい。減衰比は射程距離以遠についてのことであり、どの武器も同程度の値であることから、パラの射程距離が長いほど単位距離あたりの減衰率は低いともいえる。