わんばぁだんのイケイケChina_goo版

ヘンな中国、おもろい中国、アホなこと・・・ 思いついたままに写真で発信します。(只今休眠中)

16年前の思い出:アホな事していたなぁ

2020年07月17日 21時28分25秒 | この国の習性

みなさんの週末の暇つぶしのお役に立てるかどうかは分かりませんが、

頑張って早めに更新いたします。

 

今回も、思い出話の再編集版。

 

 

2004年6月

 

警備をあざむき不法侵入!?

 

 

寝泊りしているのは工場。

そこに保安(警備員)がいます。

中国では皆そうなのか定かではないが、TEDA開発区では各企業に警備本部から定期的のローテーションで派遣されているのか、人力資源(ハローワーク)から募集するだけなのか分からないが、

3ヶ月くらいで定期的にメンバーが変わるかと思いきや、1年以上ずっと居座るやつもいる。(笑)

 

工場の宿泊では夜の娯楽がないので、毎夜、警備員室に遊びに行きます。

唯一の楽しみのネットは、電話回線を使ってダイヤルアップで国際電話でアクセスするしかない時代なので高額な料金がかかってしまい、仕事以外では極力使えないのです。 

 

こんな通信方法いまの若者は分からないかな (;'∀') 

 

Wi-Fi なんか無い時代なのです。

 

 

ウチの工場に居る警備員は20代がほとんどですが、日本人が珍しいのか人なつっこい人間ばかり。

 

【キザな保安】

 いつもポロンとギターを弾いているキザなヤツ。 

夜勤の時は会社寮に住み込みの彼女を呼び、警備室がいつものデートの場所だ。

 

 

【人一倍なれなれしい保安】

「旅の指さし〇〇語」1冊持ち込んで、彼と指差し会話するのです。(笑)

 

ある日の夕方、

私が一人で工場を脱出して夜遊びしようとすると、

一人で外出はダメだ! 危ない。

と、言っているっぽい。

 

俺の警備の勤務があと1時間で終わるから一緒について行くと言い、私が 脱走 外出しないように電動の門を閉める保安クン。

 

ある休日、一緒に街に出ると人混みを歩く中、ひっきりなしに私の財布の入った尻ポケットを触って監視し、スリ対策の警備をしてくれます。

最初はうっとうしいなあと思っていたが、一緒に行くと結構使えるのです。

※ 触られたシリが気持ち良い訳では有りません。w

 

通訳ではないので言葉が通じません。自力で必要な物を探さなくてはいけません。

でも見つけた品物を私の指示通りに一生懸命値切ってくれてラクー♪

値切る特、日本人の私がツレだと分ると足元を見られるので私は他人を装ってその場を離れます。

このようなやり取りは言葉が通じなくても意思疎通出来てしまうのは面白いですねー。

 

ある買い物帰りにポケットの中を探ったら細かいお金が8元しかない!

この頃にこの警備員に、尻ポケットはダメだ。財布はスラれるから裸ゼニを前ポケットに入れろと教わりました。w

 

タクシーでメーター起こすと工場まで15元のところ、いつも10元の相場に値切って帰っていたので、8元では足りない。

 

しょうがないので別ポケットをゴソゴソと探り100元札を準備していたら、保安クンは何台ものタクシーに断われながらも、とうとう破格の値段の8元で交渉成立させてしまった。

日本人にすれば、たった2元(約30円)のために20分位の時間を費やすのもどうかと思うが、彼の立場だと値切った2元は、たぶん本人の時給とほとんど変わらないんだよね。

当時、うちの工場でバイト君で月給1万円ちょっとくらいでしたからねー。

 

手間をかけてもワリに合う訳だ!

 

そして、その彼は 石炭掘るために 故郷に帰りました。

 

 

 

いよいよ、不法侵入!! 

なのであります。(笑)

【アホな保安】

出かける時は何も引き止めないし、深夜に警備室の目の前までタクシーで乗り付けて帰ってきても電動の門を開けないので自分でこじ開けて中に入るのです。

 

すると、口をあけたまま居眠りしている保安クン! 

彼を起こし、工場玄関のチェーンロックを開錠してもらう。

 

ある日、深夜に帰って来たら、彼は今晩も居眠りしてゼンゼン警備の役に立っていない。

 

チョットいたずらしてやれと思い、 いつものように電動門をコッソリすり抜け、試しに玄関に向かいチェーンロックの状態をチェック。

 

ドアの取っ手に巻いていたチェーンの巻き方が甘かった♪♪

 

役に立たない 保安くんを起こすと悪いので、そーっとチェーンを外し、観音開きのドアの内側からチェーンをゆるゆるに巻いて自分の部屋に侵入成功!

 

翌朝、

出入り日報には日本人は出かけたままになっているのに、私が2階の部屋の窓から保安に向かって

ニイザオ!! おはよー

 

保安くんの目が点になっていた!!

 

 

翌日も飲みに行って遅くなってしまった。

※ 連日、倶楽部活動していました。(笑)

 

前日の手を使おうと思ったら、今回はチェーンがキツキツ巻きになっていて玄関に入れない。

 

シマッタ 侵入手口がバレた!!(笑)

 

さてどうしよう、

アホな 保安は起さずに入る所はないかなぁと工場の外周をグルグル回り、窓を調べるが、サッシはさすがにロックが掛かっている。

 

が、しかし ・ ・ ・ 

社員食堂の窓の建て付けが悪くてロックが掛かったままのサッシが1セット丸ごと外せる~~♪♪

 

 

まんまと2回目の侵入成功!

 

翌朝、保安くんは

超・目が点!

 

理由は分からないが

次の日、

その保安くんは欠勤しました・・・

 

そして彼は、その日を境に2度とウチの会社に現れることはありませんでした。(汗)

 

しかし、VIP待遇の日本人が何で自分の部屋に入るのにアホな事してるんだろうね

(-_-;)