今日も相変わらず、思い出話の再編集です。
大連開発区・・・(中国内出張編)
2005年の4月に天津から大連に2泊3日で出張に行った時の事。
出発直前の天津空港に居る私の中国携帯に、大連の取引先から確認の電話が入り
「 あと1時間もあれば大連空港に着きますよ 」 って返したら
『 そう、じゃぁ空港にムカエニ行くヨ 』
ナカナカ気が利くじゃないか、
いつもは無愛想な総経理なのに。
こんなオモチャの様な機材で飛ぶのです。
たまに、搭乗がスムーズ過ぎてフライングして定刻より早く飛んじゃう時が有ります。
搭乗待ちで時間が有ると思い込み、油断してボケボケしていると構内放送で、早く搭乗しろ!と呼び出しを食らいます。(笑)
で、大連周水子空港に定刻で到着し、さっと見回したが、いないなぁ。
まあいいや、迎えが来るまで外に出てタバコでも吸いながら待とう。
(当時はまだ禁煙していませんでしたし、百円ライターを機内に持ち込みOKでしたね。)
天津ではめったに見れない、大連の澄んだ空を見ながらいっぷくしていると
アメリカ人が寄ってきてタバコの火を借りに来た。
火の貸し借りに言葉は要らないね、たばこ持っているからすぐに分かるから。
アメリカ人が中国語で 『 シェシェ 』
おっ! 俺は中国人に見えるんだな。
現地に同化して徘徊できてうれしいやら、日本人に見えなくて悲しいやら、複雑な心境。(;^_^A
黙っていれば良いのに、私は返事をしたくてしょうがない。
不客气! ”どういたしまして” と言うつもりが、「対不起!」 “すみません” と発音してしまい・・・
アメリカ人 『 ハァ??』
またやってしまった。。。
その場を取り繕うために、迎えに来ない取り引き先に電話をして見たりして、、、
(;´・ω・)
その取り引き業者も業者で・・・
『 あぁ、スミマセン。今から出発します 』
って、
そば屋の出前以上だな!!
おいおい、開発区のはずれの会社から空港まで1時間くらいはかかるんだぜ!
ここまで待たせておいて、更に1時間も待たせるんカイ!!
ウーム!
中国に馴染むには中途半端な気持ちではついて行けない・・・
て言うか、
自力でタクシーで行かんのかい!!(笑)
この頃は、まだ中国語が話せなく、一人でタクシーに乗れませんでした。
「旅の指差し会話帳」持って単身、大連に乗り込んでいる無茶なワタシ。
開発区内に入り、
今日は早い夕食。
空港の迎えに大遅刻したお詫びなのか、
ちょっと豪華な海鮮レストランでディナー♪
そして、宿泊はいつもの金元大酒店。
翌朝早々から、下請けでの試作立会いに乗り込み開始!!
現場は、コレ!
今日の現場も相変わらず、前回も来たシケた所かよ (´;ω;`)
なんだかんだと日々七転八倒している頃でした。
.
初期の頃は、今では考えられない苦労が沢山ありましたね。
確かに、言葉を覚えるまでは、タクシー乗れないです。
言葉覚えても、行き先は固有名詞が多いので,厳しいです。
筆談が一番です。
今でも、地方や人によっては言葉が通じないことがあるので(中国人同士でも)、そのときはスマホに書いて見せたりしてますね。
はじめて一人で出張したとき、会社の中国人スタッフに、
「空港までお迎えが来るから大丈夫ですよ」
って、言ってくれたので、すっかり安心してましたが、空港降りた途端に
「だれが来るんじゃ?はじめて来るので知ってる人いないぞ」
って、気がついたが後の祭りでした。
ワタシお恥ずかしながら漢字を読むのは得意ですが書くのが苦手で致命的でした。
当時、翻訳ディスクマン(MOもどきのディスクを読み取っていた今では骨とう品)の日本の漢字辞典をまず使用していました。(笑)
英語も中国語もしゃべれない人間に、「1か月後から天津出張行ってね。」その後、「一人で大連行ってね」って、「旅の指差し会話帳」1冊渡されてもねー。
おかげで今になってはメンタルの強い人間にさせて頂き会社には感謝している次第です。
今はスマホが有って良い時代ですねー。
そうなんですよ!!
昨年の9月に天津から常熟工場に行く時、「新規の白タク運転手が上海虹橋出口で待っている」と言っていたが居ない。
工場長に連絡したら手ぶら専用出口で待っているって。。。 私スーツケース持っているんですけどー。そして手ぶら専用出口なんて知らん。(笑)
そしてドタバタ有って運転手と出会いましたが、私の名札なんか持っていません。
どうやって出会うつもりだったのか、今でも不思議です。
ドタバタ劇は2019年10月の記事を参照。
いま現在でも、すったもんだしております。(笑)
金元大酒店ホテル名を聞くとそこそこと思うのですが、写真を見ておもわず笑ってしまいました((笑)
ココの取引先は3年位で10回くらい通いましたが五割の確率で放置プレイされているので翌年ごろより、何も感じなくなりました。(笑)
さすがにあのバラック小屋はホテルじゃないですよ。
招待所じゃないんだから。
記事の表現を修正しました。(;^_^A
上海・北京・広州その他の大都市ではまず見かけない青空でした。
まあ、中国なので、裏通りはゴミだらけで、古事記もしっかり営業していましたが。