今月の第三日曜日の会は、先月とうって変わって、たくさんの参加者に恵まれた。やっぱりたくさんの人が集まると活気があっていいな。(ただ、やっぱりみんな忙しいし、毎月参加っていうのはよっぽどじゃないと厳しいんだろうな、、、と思う)
ま、あんまり片意地張らずにのんびりと楽しくやっていけたらいいな、と。(この会の目的は、やっぱり仕事以前の人間の幅を広げるっていうことにあると思うし、まずもって楽しくなければ意味がない。また、こういう利害関係のない場所での議論は、真の意味での公共性につながるし、公共人としてのスキルを磨くという上でも重要であろう)
今回の実践は主に三つ。
①先月に引き続き、保育士Kさんの実践発表とその検討
②大学生Iさんのレポートを読む(共感とカウンセリング)
③保育士Kさんが読んでいる本(1歳半の保育)の一節を読む
●保育士と教養(っていうテーマで議論したかったが時間の関係でカット)
先月は「甘え」というテーマが際立ったが、今回は、「共感」、「ラポール」、「聴く」といったテーマが集中した。面白いもので、毎回いろんなコンセプトが出てくるが、いずれも共通点があって面白い。また、今回のテーマに、「乳幼児の噛みつき」というのがあった。どれも、教育・福祉に関わる大きなテーマであり、議論もそこに集中した。
全体的に振り返れば、①のKさんの実践は、まさに②の問題と直結しており、見事に重なった。また、③の文献解釈は、①や②の前提を考える上でも大きな手がかりとなった。
*常連さんはいつものように来てくれていた。先月も書いたが、常連さんがあって初めて会は成り立っている。常連さん抜きにこういう会はありえないのだ。また、久々の人や初めての人もいて、コメントも幅広く興味深かった。それから、久々に顔だけ見せてくれた人も数人いた。ちょっとだけでもいい、こうやって元気な顔を見るだけでも元気がでる。孤独な実践者の集いの場となれば、それだけでもすごいことなのだ、と思う。