ラーメンブームのど真ん中にいて、輝いていたのが竈だ。
竈の活躍はブラウン管をも賑わせたし、
竈のサクセスストーリーは本にもなった。
けれど、ブームは常に一過性のもの。
ブームはやがて終焉に向かう。
そう言ってしまうと、とてもせつないけど、それが真実だ。
ラーメンブームの象徴でもあった竈がもうすぐ閉店する。
一つの時代の終焉を感じずにはいられない。
そんな時代の流れを感じるために、竈に向かった。
新宿から徒歩数分。見慣れた風景の中に竈はある。
閉店間際にしては寂しい店内。
かつての賑わいが嘘のよう。
いつもと変わらぬ雰囲気で、営業していた。
閉店セールということで、くんたまラーメンが700円で提供されていた。
とんこつしょうゆで注文。
煮干しの風味のするとんこつ醤油ラーメン。
心なしか、スープに元気がなく感じた。
竈のラーメンとはお別れ。
なので、味うんぬんについては四の五の言わなくていいだろう。
チャーシューとくんたまは相変わらずの旨さだった。
先日、青森で煮干しラーメンを浴びるように食べてきたが、
竈も煮干しのラーメンだった。
煮干しラーメンの魅力はもう皆が知っていることだ。
一つ言えるのは、もっと美味しくなるラーメンなのに…
それだけが惜しい。
でも、きっといつか清水さんはこの世界に戻ってくるだろう。
僕はそう信じている。まだまだ終わるには早すぎる。
千葉に来てくれたら嬉しいかも☆
いずれにしても、竈@新宿は終わる。
10年間、お疲れ様でした!!