GWってことで、地元ラーメン篇…。
都賀の人気店といえば、海空土とかじろうがすぐに浮かびますが、
そんな海空土やかじろうに匹敵するほどの人気店となっているのが…
餃子の並商
であります!
数年前に、その名前で話題となった「並木商事」の姉妹店です。
こちらの餃子の並商、凄い人気店になってますね。
変な時間帯なのに、広い店内はほぼ満員状態。
フロアのバイトの人の数も3人くらいいました。
お客さんは次から次にやってきます。
家族連れの人、若いカップル、仕事中のおじちゃんたち…。
あらゆる層の人に支持されているのが分かります。
意外と、高齢の人もいたことには驚きました。
現在の並商は、「台湾素湯麺」と「まぜそば」がメインになっていますね。
さらに「スモークチャーハン」も頑張っています。
(多くのお客さんがこのチャーハンを食べているのが印象的でした)
あと、「ご飯もの」も、こちらのお店の「強み」。
日々の営業を考えると、「ご飯もの」はやっぱり必要かな、と。
「焼肉丼」もあるんですね。食べたい、、、(・_・;)
で、「最新作?」は、こちらの「柚子沁みる辛口素湯麺」ですね。
これまた魅力的です。
が・・・
今回の「ねらい」はただ一つ。
こちらの「デ味噌つけ麺」であります!
まさかまさかの
デミグラスソース×味噌ダレ×チーズ
という超マニアックなつけ麺!!
僕も、昔から、デミグラスソースを使ったラーメンを切望していました。
都内には、デミグラスソースのつけ麺はあったんです。
でも、千葉では聴いたことがない。
なので、これは食べないわけにはいかぬ!
ということで、、、
ジャジャーン♪
こちらが、並商の「デ味噌つけ麺」です!
凄いヴィジュアル、凄い迫力!
とにかく圧巻なのは、つけスープ。
zoom up!
凄いでしょ!?
ちなみに、「なんこつトッピング」(100円)をつけてます。
スープ中央にあるのが、なんこつです。
こんがり焼けたチーズの横に、デミグラスソースが入っています。
しかも!
スープの中には、たっぷりの野菜も入っています。
凄いぞ、並商、、、
麺はこんな感じで、、、
いわゆるワシワシ系の極太麺ですね。
それに、チャーシューが二枚付いてます。
それにしても、このつけスープが凄いです。
スープとしては、わりと濃厚な味噌スープかな、と。
そこに、デミグラスソースとチーズが入り込み、和風なのか、洋風なのか分からない味わいになっています。
この味わいは、なかなか他じゃないですね、、、
なのに、「奇抜さ」もない。
むしろ、とても食べやすい味のスープなんです。
デミグラスソースは、まさに僕らのよく知るデミグラスでした。
スープの中に具がいっぱい詰まっているので、麺がスープに沈みません。
スープに浮くんです(汗)
もう、heavy metal系つけ麺と言いたいです。
重たくて、重量感たっぷりで、お腹の中に爆音が響く感じ!?
圧巻です。
麺にデミグラスソースが絡みつくのがたまりません。
デミグラスの味わいもしっかり感じられます。
やっぱり、麺とデミグラスって合うじゃないか!!!、と。
***
結論から言えば、めちゃめちゃマニアックでありつつ、いけるじゃん!っていう。
デミグラスソースと味噌の相性もいいんだなぁ、、、と。
並商、頑張ってます。
…
僕的には、あまり「並木商事」のラーメンをいっぱい食べているわけではありません。
また、正直、それほど「並商」に愛着があるわけではありません。
でも、並商は、思考をフルに働かせて、「売れるお店」を作ろうとしているのは伝わってきます。
「売れるお店の売れる商品」。
そこを、しっかり考えているなぁ、と感心します。
と、同時に、他のお店は、そこまでちゃんと「売れる商品」を作ろうとしているのか?、と。
あるいは、「売れ続ける商品」を作ろうとしているのだろうか、と。
そういう疑問を抱きます。
「売れない」「儲からない」「客が来ない」と嘆くお店も多々あると思います。
けれど、儲かるための努力、血と汗と涙を結集させて努力をしているでしょうか?
安易に、コンサルに頼るお店もなくはないと思います。
でも、「どうしたら売れるラーメンを作れるのか」、を考えることも、お店の仕事だと思うんです。
安易に流行りのラーメンを真似て、そこそこ売れて、はいok!というわけにはいきません。
お店を持続させるためには、常に、創意工夫の努力を重ねなければなりません。
並商は、そういう努力を怠らないお店なんだなぁ、と改めて思うわけです。
もちろん、フリーク的には、「売れるかどうか」ではなく、「質が高いかどうか」が重要です。
が、質にこだわる前に、まずは「売れるかどうか」が重要になってきます。
商売ですから…
僕も、本を出す身となっていますが、食っていくために本を出しているわけではありません。
食っていくためであれば、「売れる本」を書かなければいけない。
もし、売れる本を書くんだったら、色々とテーマは考えられるわけです。
たとえば、今だったら、「安倍晋三の真相心理」、「憲法改正賛美論」、「エリート大学に入る方法」、「SMAP解散騒動の真実」、「愛国と教育」、「恋愛技術を高める10の法則」、「失敗しない就職活動」、「音楽ビジネスの崩壊」…
まぁ、これが大ヒットするとは思わないけど、そこそこは売れるかなと思います。売れるためには、ある程度の調査は絶対に必要だし、どういう本を出したら、一般の人が関心をもってくれるかも検討しなければならない。そのためには、今話題となっているような本を読まなければいけないし、新しい情報をキャッチしなければならない。
ラーメン店であっても、まずは「売れる商品=売れるラーメン」を出さないことには、何も始まりません。すぐに潰れておしまいです。だからこそ、日々、売れるラーメンのことを考えなければいけないし、考えているだけでなく、手を動かさなければいけません。(すべき、というのではなく、せざるを得ない)
でも、第三者からみて、明らかにそういう努力をし続けている、というお店って、意外と少ないような気がします。常連さん向けに「限定」を小出しにするお店はあっても、そのつど、メニューを刷新して、売れるラーメンを出そうと気合を入れているお店がどれだけあることか…。
で、一度売れると、「売れなくなること」を恐れて、現状維持に留まってしまいます。老舗店であれば、変える必要もないと思いますが、開業して数年しか経っていないのに、メニューを固定化して、そのまま、維持…というお店も決して少なくないかな、と思います。
…
このように色々と考えると、並商は、とても頑張っていると思います。
こと、「売れる商品」については、かなりこだわっているように感じられます。
(10年後にどうなっているかは分かりませんが、、、)
色々と考えさせられました。
餃子への愛情?も、感じられますね。
また、しばらくしたら来たいなぁって思います。