Dr.keiの研究室2-Contemplation of the B.L.U.E-

東池袋大勝軒@東池袋 大勝軒本店は今…

先日、久々に池袋に行きました。

ライアー演奏家の宇月彩さんとお会いしました。

ライアーという楽器、知っていますか?

教育学においてよく知られる「シュタイナー教育」の実践の中から生まれてきた楽器です。

詳しくはこちらのサイトを

そんな宇月さんと(あと教え子と)一緒に向かったのが…

東池袋大勝軒

でした。

池袋で、遠方のお客様をお連れするとなったら、やっぱりここかな!?、と。

東池袋大勝軒は、池袋というより、首都圏で最も有名なお店の一つ。

…っていうか、首都圏で最も有名なお店。

しかも、かつてと違って、店舗も広く、綺麗なので、お連れする場所として最適か、と。

それに、僕も、「今の大勝軒」を見ておきたいなぁ、と思い、、、

***

久々にやってきた東池袋大勝軒。

店内には、山岸さんの写真も大きく展示されていました。

大勝軒といえば、山岸さん。

日本のラーメン店主さんの中でも、最も有名な方。

そして、日本のラーメンの人気をずっと支えてきた方。

山岸さんなしに、今の日本のラーメンはない、と言っても過言ではありません。

僕も、やっぱりやっぱり大勝軒の本来の味は大好きです。

このブログでも、山岸さんの本について語ったり、大勝軒について書いたりもしてきました。

2013年には映画にもなりました

ちなみに、数年前までは、僕の講義の中でも山岸さんの文章を使っていました。

山岸さんの言葉には、力があり、重みがあり、愛がありました。

と、語ると長くなるので、レポに戻ります。

今の大勝軒は、わりとすぐに席に着けて、すぐに食べられます。

かつてのように、何時間待ちとかにはならないでしょう。

一過性のブームではなく、「老舗」「伝説」「伝統」という言葉がぴったり合います。

混んではいないけど、いつでも、人がどこからかやってくる…。

しかも、日本全国から、いや、世界各地からやってきます。

大勝軒は、今や、日本の貴重な財産、と言えるかも…。

で、メニューです。

都内の中心池袋にあって、しかも、大勝軒という名であっても、

もりそば一杯、750円。あつもりも750円。

中華そばもノーマルで750円。

安くはないにしても、これだけのお店としては、かなりお安い気もします。

僕は、オマージュ的な意味も込めて、「もりチャーシュー」を頂きました。

宇月さんと教え子さんは、「もりそば」を注文しました。

ジャジャーン!

久々のご対面!

東池袋のもりそば=つけ麺。少し豪華に「もりチャーシュー」です。

スープを飲むと、じんわりと美味しさが口中に広がります。

「これだー、これこれ!」っていうお味。

甘さと旨味と酸味と辛味がうまく調和した極上のスープ。

これに、大勝軒独特のもちもちっとした麺が入るわけですね。

優しい味わいでありながらも、飽きのこない味の強さもある。

誰をも包み込む普遍的で、愛の溢れる味わい…。

このもりそばに、いったい何人の人が唸ったことか…。

「過去」と「現在」をつなぐ「何か」がこのもりそばにはあるなぁ、と思いました。

老舗店のラーメンは、どれほど美味しくても、「今」にはつながりません。

でも、ここのもりそばは、「超最新!」ってわけじゃないにしても、今を感じます。

切れ目がない、というか…。

この味があって、今のつけ麺文化の味がある、というか。。。

多分、それって、かつての東池袋大勝軒を知っているからかもしれない。

今の人がこのつけ麺を食べたら、「うわー、昔の味ー!」っていうかもしれない。

うん。たしかに、ここのもりそばは、「CLASSIC」なんでしょうね。

古典。

ゆえに、僕らも、今のつけ麺だけじゃなくて、

こういうクラシカルな味にもちゃんと触れておきたいところです。

(そうでないと、フェアに記事を書けない、、、)

麺はこんな感じです。

朧気な記憶ですが、かつての大勝軒もこんな麺だった気がします。

少しぬるっとしていて、つるつるもちもち。コシが強くて、力強い自家製麺。

この麺もまた、大勝軒の最大の魅力だったりもします。

(今も自家製麺なのかな!?)

チャーシューは、とっても大きいです。

麺の上に乗せてみました。

味的には、…「これぞ、昔ながらのチャーシュー!」って感じかな!?

ちょっとパサパサっとして、味もちょっと抜けちゃった感じのあのチャーシュー。

今は、あれやこれやと手をかけて、美味しくしているけど、、、

そういうチャーシューをぶっ飛ばしちゃうくらいに、パワフルで昔ながらのチャーシュー。

この「厚さ」が、嬉しかったですね。

…いや、そんなに特記すべき感じじゃないんですけど、、、

この「厚さ」ゆえに、全てリセットって感じかな!?

大勝軒は、なんといっても、豪快でボリューム満点さが売りでしたからね。

いつの時代も、「ボリューム満点」は、最大の「武器」かな、と少し思いました。

今は、「がっつり系」「G系」「二郎系」などなど、色々表現がありますが、

これも、そのルーツを辿れば、ここに行きつくのかもな、、、と。

で、こちらが、「もりそば」です。

基本的には、もりチャーシューと変わりませんね。

スープはこんな感じで。。。

お肉好きの人は、やっぱ「もりチャーシュー」がいいと思います!(苦笑)

麺とスープだけだと、ちょっと物足りないんですよね。。。

ただ、、、もりそばでも、大きなチャーシューが一枚どーんと入っています。

なので、まー、普通のラーメンやつけ麺と変わりないっちゃ変わりない。

宇月さんも大満足しておられました。よかった…。

***

店員さんに目を向けると、、、

若い男性がいっぱい働いていました。

ある店員さんに聞きました。

「ラーメン屋さんになろうと思って、ここで働いているのですか?」

すると、

「そういう人もいます。僕は、ラーメン屋さんになろうと思っていません」

という返答。アルバイトさんでした。

東池袋大勝軒で修業して、色々と食べ歩いて、独立。。。

そういう道って、ある意味で堅実だとは思いますが、、、

実際には、ここのスタッフの全員がラーメン屋さん志望ってわけでもないんですね。

今後、この大勝軒はどうなっていくのか。。。

密かに密かに、追い続けたいなぁって思いました。

次に来るのは、何年後かな!?

新たなメニュー!?も登場していました。

大勝軒で食べる四川風担担まぜそば。。。

いったいどんな味なんでしょう!?

意外にも、中国人ツアリストっぽい団体客も結構いました。

そういう人も想定しているのかな!? 四川、ですからね。

今日も、きっと変わらずに、東池袋で営業していることでしょう。

たまに、、、大勝軒でもりそばを味わって、懐かしむのもいいかもしれませんね☆

宇月先生、ありがとうございました☆

コメント一覧

kei
ラーメン大好きさん

「マスターは儲けるのではなく、お客さんが満足する営業をしてた」というのは、僕も同感です。そういうラーメン店こそ、愛され続けてほしいなって思います。

ニューエンカ、閉店してしまったのですか!? ショックです、、、素敵なお店だったのに、、、

でも、行けてよかったです。

これからも、どんどんいいお店が消えていくんでしょうね。寂しい限りです。
ラーメン大好き
味だけでなく、人柄も関係ある
Kieさんお疲れ様
暖簾分の店は数店舗食べてますが、池袋本店はマスターが健在時お邪魔したかったです。大勝軒の映画は見てないから、見たいです。マスターは儲けるのではなく、お客さんが満足する営業をしてたと感じました。
自家製麺だったら400g迄金額同じかと思う。暖簾分けの店では、別料金もあるでしょう。長い間店に立って常連のお客さんの注文した麺下にチャーシュー1枚多く入れたり・お客さんも自然にごちそう様で帰るスタイルだったと思います。
それがマスターの営業スタイル・お客さんはまた訪問する。
このような飲食店は、数少ないです。
話は、変わりますが銚子新生で営業していたニューエンカ閉店してますので、よろしく!食べ歩きは、贅沢な趣味と言うか どんな出逢いがあり・食べ物話になり。ラーメン味はいろいろあるから楽しい。
名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「東京 池袋周辺区」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事