今日は久々の都内です!
僕は都内のブロガーではないですが、それなりに食べてはいます(、と思います…汗)。つまり、近からず遠からずの関係ですね。だから、都内のラーメンについてはちょっと距離を置いて見ています。これからもそのスタンスでいきたいですね。
さて、大漁まこと。今、都内のブロガーさんたちの間で話題になっている渋谷の新店です。きっと今年のラーメン本にたくさん掲載されるのでしょうね。話題性たっぷりのお店です。
http://amasan.livedoor.biz/archives/51964690.html
http://blog.livedoor.jp/take_hilano/archives/51924258.html
http://blog.livedoor.jp/initialdmen/archives/5243103.html
http://bob3.seesaa.net/article/257572661.html
http://blog.livedoor.jp/nakatanstudio-ramen/archives/52260752.html
などなど…(他、無数)
店主さんのブログも発見☆
http://ameblo.jp/tairyo-makoto/
渋谷駅からは徒歩五分くらいかな。『はやし』や『大島ラーメン』の近くですね。歓楽街です。厨房も客席もかなり狭いです。激狭ではないですが、とにかく狭い。10人くらいは座れますが、出入りはかなり窮屈です。
このお店は、圧倒的に魚介にこだわるお店だそうです。魚と言っても、鰹、鯖、煮干とかではなく、蛤、蟹、雲丹、烏賊のラーメン・つけ麺を提供しています。さすが東京、という感じですかね。どれも(今は)マニアック。どれを食べようか悩みますね。僕は雲丹がダメなので、今回はとりあえず蟹のつけ麺を頂きました。蛤、烏賊はまた次回食べたいと思います。
厨房はかなり計算されていますね。基本的に、タレが四種あり、それで違いを出しているようです。基本のスープは一種かな?
蟹つけ麺は、まさに蟹味の濃厚とろとろつけ麺でした。とろとろした濃厚スープですが、あんまりくどくないです。野菜でトロミを出しているのかな? 蟹の味が強く感じられます。美味しさやバランスよりインパクトを狙ったつけ麺という印象を受けました。(けれど、そのインパクト作りに成功しているかどうか、と問われると…)
キツイくらいに蟹の風味が炸裂です。少なくとま僕的には、キツイ蟹スープでした。蟹好きな人なら嬉しいでしょうね。マニアックです。
が、かなり制御・統制された味わいにも感じられました。つまり、職人技ではなく、システマティックに知的に構成された味わいでした。
魚粉や唐辛子の他、こんなイタリアンな調味トッピングもありました。
このつけ麺、950円なのですが、蟹の足と僅かなほうれん草?が入っているだけ。チャーシューもメンマもネギも何もありません。蟹の身も僅か。蟹味のスープと麺だけ。これで950円って… ふーむ…(゜_゜)
パンのトッピング(?)というのもまた、ユニークですね。ホント、色々考えますねー。
こういうお店って、都内だからこそだとも思うし、かなりマニアックでインパクト大です。が、ラーメン屋さんとしてはどうなんだろうと思ってしまいます。20年、30年と続けるお店なのかな、と。
良くも悪くも、都内のラーメン屋さんだなあと思いました。先に『マニアック』と書きましたが、なんていうか、マニアックにして、目立とう、という意味でマニアックなんです。蟹自体にマニアックに切り込んでない、蟹の旨味や魅力を最大限に活かそうとはしていない、というか。だから、僕的には、本当の意味でマニアックではない、というか。分かりにくいですね。。。汗
でも、そんな印象を受けました。が、面白いお店であることは間違いないですね。新しいラーメン好きにはいいかもしれませんね☆
ただ、このお店は一度では語れません。蛤、烏賊のラーメンも食べたいと思います。
都内は、ホント凄いですわ…( ̄□ ̄;)
この1カ月半ほど、都内のラーメンから離れてみて、そしてドイツ語圏、千葉県内とグローカルなラーメンにどっぷりはまって過ごしてみて、改めて、都内のラーメン界の「とんでもなさ」に驚かされました。嫌味ではありません。そうではなくて、「ここまでしないとダメなのか」、と。都内で成功することは、地方で成功することとは全く別次元と言いますか。都内で成功するというのは、もう完全にビジネスとして成功するということなんですよね。それ以外にはない、というか。もちろん都内の老舗店なんかは、ビジネス的にだけじゃなくて、味的・文化的に素晴らしいと思います。が、いわゆる「ラーメン業界」(特に90年代以降のラーメン界)は、ビジネスそのものになっている気がします。
これだけ乱立し、日々新しいお店が新規オープンしている大都会ですからね。ちょっと話題になっても、すぐに消えてしまうわけです。話題になるだけでも難しいのに、話題になって、さらにそのお店を維持させようとすると、もうそれはとんでもなく頭脳(悪知恵?経営学的視点?)を使わなければならないんですよね。
良くも悪くも大都会。花の都大東京。ここは、24時間ビジネス戦争が勃発しているんですね。