僕の父方の祖父母は、成城に住んでいました。
なので、僕の幼少期の記憶には、成城の風景が強く残っています。
一般的には、成城学園前というと、お金持ちが集まる街って感じですが、祖父母の家は、成城がまだのどかな田舎町だった頃からの家屋で、古い大正時代を感じるレトロな家でした。
僕の父は、この成城の古い家屋で生まれ、育ちました。
その昔、成城学園前駅周辺に、謎の中国人がやっている「屋台」が出ていて、そこで「ラーメン」の美味しさに感動したとよく僕に話してくれました。僕が「ラーメン好き」になったのは、父の影響なんです。(父が総豊に連れていってくれなければ、僕はラーメンフリーク・ブロガーにはなっていないので…)
…
そんな父とはるか昔に、よく…とは言いませんが、食べに行っていたのが、
とんかつ椿
という小さなとんかつ専門店でした。
それこそ、僕が幼児~小学生の頃から営んでいた古きよきとんかつ屋さん。
もう創業60年くらいになるって、88歳の店主さんに聴きました。
僕がここで食べていたのは、それこそ40年くらい前の話。
その後も、(近所とあって)椿のとんかつをお持ち帰りして、親戚で食べることもしばしば。
このブログでも登場していたおばあちゃんも、「おいしい」って言ってたとんかつでした。
このGW中、成城に行く機会があったので、「とんかつ椿」に行くことにしました。
(奇遇にも、今、僕は「とんかつ」「カツ丼」がマイブーム中ということもあり)
とんかつ椿の看板を見ると、ほっこりした気持ちになります。
この看板、それこそ小学生の時の僕がじっと見ていた看板です。この頃から「食べること」が大好きで、椿のとんかつも大好きでした。ただ、お金のない少年時代の僕は、もう親の意向に従うしかなかったので、自分の意志では来られませんでしたが、、、。でも、小学生の頃、夕方頃?に、家族でこの椿に来て、とんかつを食べて千葉に帰ったのを覚えています。
それ以降、お店で食べる機会はほとんどありませんでしたが、この看板は(祖父母の家に行くときに)いつも目に入ってきていました。
そんな思い出深いとんかつ椿に、47歳になって念願の再訪…
お昼のメニューはこんな感じです。
ランチメニューだとこんな感じで、わりとリーズナブルですね。
成城という土地柄を考えても、これはお安いですね。
マルカツ定食は、ミンチカツとご飯とみそ汁付きで税込1000円也💰!
お店のイチオシは、こちらのリブロースとんかつの、
特撰リブロース(税込3300円)
です!
ご飯やお味噌汁が付かずして、一皿3300円!という高級とんかつ。
今回はこれを頂きたいと思います。
GW中ですし、たまにはこういう超贅沢なとんかつを食べてもいいかな?!って。
東京近郊ってことは、千葉県産の豚の可能性もなくはない?!
ご飯(単品)は、普通盛りで250円。大盛りだと300円(!)。
赤だし(みそ汁)は、なめこととうふとミックスの三種。
僕は、ミックス(なめこ・とうふ)(360円)を頂くことにしました。
注文後には、
お箸とお味噌汁と塩がセットされます。
お塩で食べるとんかつ?!?!
期待が膨らみます。
…
ってことで、、、
ジャジャーン!!!
特撰リブロース
+ご飯(普通盛り)
+赤だしミックス(なめこ・とうふ)
です!
3300円+250円+360円=計3910円也🤑!
うん、GWらしく、豪華に華やかに絢爛にいきましょう!!✨
メインとなる特撰リブロースは、これ、かなり大きいです🤤
230gある豚リブロース、もうワクワクが止まりませんね~。
なお、rib=肋骨、あばらのことで、loin=肩~腰あたりの肉のことですね。
ロースというのは、roast=焼くという意味から来ていると言われています。
リブロースは、サーロインと並ぶ上質の部位のことで、お値段も高くなっています。
まぁ、ざっくり言えば、お肉の中でも最も高級な部位、となります。
そんな贅沢なお肉を使った「とんかつ」が、今、目の前にあるわけです。
ご飯はまさに適量って感じ?!
キャベツときゅうりのお漬物も添えられています。
で、こちらが特撰リブロース(3300円)の全貌です。
衣がすっごくいい感じで、香りもとてもいいです。
こんな贅沢なとんかつが食べられるのも、やはりGWマジックか?!
美しく細くカットされた千切りキャベツもまたすごい量でして…。
もう言うことはございませんね💓
ご飯とお漬物もこんな感じで。
いや~、もう、こうなったら、無心で食べるのみですよね。
生きるとは、食べることであり、食べることこそが、生きること。
僕らは、食べるために生き、生きるために食べるんです。
日本を代表する「洋食」の代表格である「とんかつ」。
しかも、豚の中でも最高部位と言われるリブロース肉、、、
お肉の断面はこんな感じです。
脂身と赤身がちょうど半々くらい?!?!
脂身大好き人間としては、もうこれはたまりません。事件です!!💦
①そのまま
まずは塩もソースも使わずにそのまま食べてみます!
食べた瞬間に、お肉が溶けて消えてなくなる感じになりました。
こんなとろけるようなとんかつ、食べたことがないぞ!!っていう(;´・ω・)
言い方はあれですけど、マシュマロみたいな食感のとんかつ…
②塩で
続いて、「塩(岩塩)」をふりかけて食べてみます。
お塩をふりかけただけなのに、とんでもなく美味しいとんかつに化けました!
凄い、、、この味、この旨み、この魔力的な誘惑感、、、
結論から言うと、この塩が最も美味しく食べられる味付けかな?!って。
③とんかつソースで
そして、最後に、椿オリジナルの自家製ソースで食べます。
この自家製ソースもまた不思議な味わいというか、不思議な魅力のあるソース。
僕的には、なんか、どこか、すごく懐かしい感じがしました(多分、妄想…)
このとんかつソースで食べるとんかつが、僕の幼少期の原体験になっているんだろうなって。
ただ、お塩で食べるリブロースのとんかつがあまりにも美味し過ぎて、、、💦
…
こんな感じで、三つの食べ方・楽しみ方があるなぁって思いました。
一番厚いところで、厚さ2㎝くらいあって、分厚さも半端なかったです。
さすがは、成城の老舗のとんかつ屋さんの「特撰リブロース」…
赤だしのみそ汁です!!
ミックスなので、なめこととうふが入っています。
この赤だしのみそ汁、すっごく美味しかったです😂
和風の出汁に赤だしを加えたやさしくてさっぱりとした、でも味わい深いみそ汁。
これは、もう、ちょっとお見事だなぁ~~~って。
…
これだけも十分にお腹一杯になりますが、、、
あと少し食べられるな、っていう人には、、、
このデザートトマト(330円)がおススメです!!
これ、昔、あったかなぁ、、、?!
記憶にはございません、、、(;^ω^)
ジャーン!!
デザートトマト🍅
です!!
皮のないトマトですが、これがすごく不思議なトマトでした。
食べると、甘いんです。デザートみたいに。
でも、やっぱりトマトなんです。酸味のあるあのトマトの味。
デザートのような、でも、野菜としてのトマトのような、、、
とっても不思議な味わいのトマトで、最後の最後に驚かされました( ´艸`)
トマトが好きな人は是非こちらも食べてほしいですね~~🍅🍅🍅💓
***
というわけで、、、
実に40年ぶりとなる「とんかつ椿」の初レポをお届けいたしました。
多分、、、
このブログを読んでくれる人には、「は???」って感じかもしれませんが…
でも、もし成城学園前に何かの用事がある時があったら、是非「椿」を探してみてください!
成城エリアでは、ホントに昔からある老舗のとんかつ専門店ですから👆
きっと芸能人のあの人やあの人もここに来たんだと思います。
今は亡き石原裕次郎さんとかも来たんじゃないかな?!(妄想的想像)
あと、加山さんとかもきっと、、、
地元に根付いたローカルなとんかつ屋さんで、このエリアに住んでいる人なら知らない人はいないはず。
この日も、開店直後から地元のお客さんらしき人がいっぱい集っていました。
こんなところにあります!
成城学園前駅からも徒歩で6分くらいかな?!?!
閑静な住宅街の一角にある素敵な素敵なとんかつ屋さんです。
僕は、幼少期、このエリアでよく遊んでいました!ってことでもあります。
おじいちゃんもおばあちゃんも(明治生まれとあって)寡黙で厳格な感じでしたが、でも、いつも優しく「ぼうや」「ぼうや」ってかわいがってくれたかな?!?!
散歩をしていたら、ここはあの○○さんのお家だよとか、ここは有名な××さんのお宅だよとかっていう会話が出るのも、やっぱりこのエリアらしさかな、と幼い頃から思っていました。
こちらのお店の営業時間はめっちゃ短いです。
昼は11時30分~13時30分までの2時間。
夜は17時~19時30分までの2時間半のみ。
でも、それでも来る価値のある老舗のとんかつ専門店です✨
立冬はとんかつの日、、、そうなんだ?!
土用の丑の日、そして立冬のとんかつの日。
とんかつを食べて、活力(カツ力)をつけて、冬を乗り切ろう!って。
2023年、僕はますます「とんかつ」にのめり込みつつあります…( ´艸`)
…
この本は教養として読むべき一冊です👆
とんかつは今や、世界の「TONKATSU」なのです!
こういう本もしっかり読んでおきたいですね🎵
いつかこんなお肉を使って、とんかつを家で作ってみたいなぁ~(n*´ω`*n)