チャーシューはどっさり。スープは『ジャンクな千葉豚骨風味』!
僕個人的に大好き、、、というだけでなく、千葉人として誇れるラーメン、それが『一代』だ。一代は、千葉市緑区(我が故郷)に総本山を置く千葉オリジナルのラーメン屋さんで、他地域から転用されたものではない独自のラーメンを提供している。僕は、一代のラーメンを『千葉豚骨ラーメン』と呼んでいる。
千葉は、東京の隣県であり、東京の文化がもろに入ってくるペットタウンの多い県である。千葉のアイデンティティーはそれなりにあるんだろうけど、神奈川や茨城に比べて地元意識がそれほど強くないように思う。僕自身、千葉で暮らして25年くらいになるが、千葉人がどんな人間なのか、よく分からないところが多い。事実、都内で働いている人がとても多いし、気持ち的に都内に向いている人も少なくない。
ラーメンも同じだ。千葉で絶賛されるラーメンといえば、東京や神奈川で流行ったラーメンをそのまま取り入れたラーメンがやはり主流だ。千葉市内となると、全国展開しているラーメンチェーンや、他県・他地域のラーメン屋さんで修行した他県のラーメンの味を出しているラーメン屋さんばかりだ。それが悪いわけではないが、千葉で誇れるラーメンももっと光が当たってもいいんじゃないか?!そう思うのだ。
千葉といえば、『竹岡式ラーメン』が有名だ。ご当地ラーメンとも言われ、竹岡駅近くにある『梅乃家』は連日行列ができている。この味は千葉を飛び越え、新宿にも竹岡ラーメンの専門店ができたが、それほどの話題とならなかった。また、勝浦の一帯に点在する『坦々麺』もかなり特徴的だが、現在のところ、他県・他地域に広がる動きはない。銚子一帯にある『天麩羅ラーメン』や『あっさり和風らーめん』もご当地ラーメンにはされていない。
そこで、『一代』だ。一代は、じわりじわりと、ゆっくりとゆっくりとだが、千葉県全域に広がりつつある。残念ながら閉店してしまった『一代』もあるが、意外と検討しているお店も少なくない。都賀店は、まさにその成功例とも言える。『家系ラーメン』や『二郎系ラーメン』や『若葉インスパイア系』とまではいかなくとも、まさに『一代系ラーメン』という文化が千葉一帯に定着しつつあるのだ。
豚骨臭さを若干残しつつも、ライトなスープになっていて、くどくはないけど、しょっぱさやにんにくの香りがしっかり残っている。ジャンクさが強くあるものの、チャーシューはかなり旨い。また、各店舗ごとに個性がしっかりあるので、単なるチェーン店ではない。『一代現象』ともいうべき、新しい風が千葉を吹き抜けている。
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と、熱く語りましたが、今日は一日、翻訳本の校正の最終作業に励み、疲れを癒すために一代でチャーシューメンを食べた。や~、美味かった♪ もう何も言うことなし。他のお店じゃ食べられない『ジャンクな千葉豚骨』。
*都賀店では、今月より新メニュー『ショーロン風餃子』(350円)が提供され始めた。今月に限り、300円で提供されている。この餃子は、醤油タレではなく、塩ダレを使う。ラー油の代わりにおろし生生姜を使う。これがまた絶品中の絶品だった。肉汁がたくさんつまっていて、肉汁と塩ダレが最高のコンビネーションとなっていた。ご飯がすごく欲しくなった♪
*肉球さん、ショーロン風餃子を教えてくれてありがとうございました!!!
関東風とんこつラーメン 一代@都賀
千葉市若葉区都賀2-18-13
043-235-1844
11:00-15:00 18:00-23:00(week day)
11:00-16:00 18:00-23:00(sunday only)
水曜日が定休日!
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