Dr.keiの研究室2-Contemplation of the B.L.U.E-

9月1日問題◆中高生の自殺を阻止するために!

STOP!0901、中高生の自殺!

中高生の自殺という最も悲しい出来事が集中して起こるのが、9月1日。

あと二日…。

その数は、過去40年のデータでなんと約120人(小も含む!)。

100人以上の子ども(小学生~高校生)が9月1日に自殺で命を落としているんです

これは、どう考えても、「異常」です。

今年も、既に「自殺」を覚悟している子どももいると思います。

頭が真っ白になっている子もいると思います。

なんとかして、止めたい。

子どもに直接呼びかける声は、ネット上に多く出ています。

中川翔子さんの記事はかなり多く読まれています。

僕も、中川さんみたいに、子どもに呼びかける記事を書こうかと思いました。

が、今回は、別のアプローチで書いてみたいと思います。

すなわち、9月1日に、自殺を止める大人にできること!!

今なら、まだ、間に合います。

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引用元はこちら

このグラフをよく見ておいてほしいです。


 

<僕ら大人がすべきこと>

①親・親族

小中高生の親は、自分の子どもが悩んでないか苦しんでないか、冷静に確認する。

学校に行きたくない、あるいは、学校に行きたくないけど、そのことを親に隠そうとしている、あるいは、目が不安げになっているなど、子どもの様子をよく観察してほしい。3日後に、自分の子どもがちゃんと生きていられるように、よく観察する。観察だけじゃだめで、声をかける。優しい声を。愛のある声を。死んでからでは、遅すぎます。

もしかしたらうちの子、死んでしまうかも!?、と思ったら、迷わずに、電話「189」をかけたい。(あるいは、外出を阻止して、静かに9月1日を過ごす)

親だけでなく、親戚のおじさんやおばさんも、甥っ子や姪っ子がいたら、気にかける。電話する。メールする。

弟や妹が自殺する可能性もある。お兄ちゃん・お姉ちゃんと呼ばれる人たちもまた、最後の防波堤になる。弟・妹が苦しんでないか、死のうとしていないか、31日に一度は確認したい。

②地域の人たち

地域の人たちも、目を光らせ、ふらっと歩く生徒がいたら声をかける。

9月1日は、地域の人たちも目を光らせる必要がある。子どもが自殺をするとなると、駅のホームからの飛び込みか、あるいは、公共施設あるいは人の見えないところでの首つり自殺か。とすれば、できることはいっぱいあるはずだ。JR職員も、この日は人数を増やして、監視の目を強めることもできよう。警察もいつも以上に、通学の時間帯に出動してもらい、自殺防止を徹底する。小さな子どもが首つり用のロープ類を買わないか、もっていないか、目を光らせる。ショップの店員さんも、自殺に使うような道具を子どもが買わないか、買っていないかを確かめることもできる。

ビルの管理人は、屋上の扉の鍵をかける。かけ忘れがないか、厳重にチェックする。飛び降り自殺の予防の徹底。

③教師

教師たちも、まだまだ、やれることはいっぱいあるはず。

中高生たちが自殺をする、その原因は、「学校に行くこと」にある。学校が原因でないなら、9月1日問題をそもそも語ることができない。なぜ9月1日なのかといえば、その日から学校が始まるからだ。…とすれば、学校の教員も、自殺防止のために動けることは動いていく責任がある。120人の子どもたちが自殺をする一日だ。やれることはいっぱいあるはず。全員の生徒に電話をする(多くても40回電話をすればすむ話だ)。親にも、注意を呼び掛ける。自殺しそうなスポットに行ったり、そのスポットの関係者に注意を呼び掛ける。誰が「思い悩んでいるか」は分からないのだから、全員に何らかのメッセージを送る。

自殺の理由は様々だ。宿題をやっていないことをみんなの前でとがめられる、という恐怖から自殺するという可能性も破棄できない。9月1日は、とにかく「ケアのこころ」で、慎重に子どもたちを歓迎すべきだろう。


 

…子どもの自殺ほど、悲しく苦しいものはありません。

戦争がなく、平和な国であるはずの日本。

でも、現実には、「9月1日」に、120人ほどの子どもが自らの命を絶っています。

これは、もう日本の恥、日本の致命的欠陥と言わざるを得ません。

「美しい国」にしたいのであれば、まず1人も子どもが自殺をしない国にしなければ…。

子どもが学校を苦に自殺をする国が美しいわけがない。

(それを美しいというのであれば、その人はもう狂気の世界を生きているとしか言いようがない)

しかも、その理由が「学校に行きたくない」だとすれば、それは、すべての子育て~教育関係者、すなわち、親、教師のみならず、教育学者、教育評論家、教育ビジネス業界、教育をかたる人、すべての大人の責任であります。

やれることをしっかりやりたいところです。

***

学校なんていかなくても、その先絶対になんとかなるから…。

どうしても学校に行けないなら、トイレかどこかに立てこもって!

児童相談所に駆け込んでもいい。

警察を頼ってもいい。(いい警察官に出会えることもあるから)

近所の図書館、公民館、児童館etcに行って、そこに居る人に話をしてもいい。

児童養護施設、母子生活支援施設といった児童福祉施設に逃げ込むのもあり。

子どもの命を何よりも大事にしている人は、必ずどこかにいます。

自分が通っていた幼稚園や保育園に逃げ込んでもいい。保育士さんが助けになることもある。

とにかく、逃げて逃げて、なんとかその場をしのいでほしい。

一人になっちゃダメ。

親も教師もダメ!という人は、それ以外の人とつながってほしい。

僕も、かつて「9月1日」が怖くて怖くて仕方なかった。

なんとか逃げて逃げて、…そして、今、こうして生きている。

生きていることがいいことなのか、正しいことなのかは分からない。

でも、中高生の苦しみは、そんなに長くは続かない。

だから、とりあえず、危機を回避して、生き延びてほしい。

コメント一覧

kei
師子乃さん

コメントありがとうございます。そうですね。長い休みの後の登校1日目は、ホント要注意ですね。

YUKISUKEさん!!

お久しぶりです!!ホンモノのYukisukeさんですか?? うわ~、懐かしいです。元祖ブロガー仲間\(^o^)/ 僕は、こんな感じで、のらりくらりとブロガーを続けています。また色々と意見交換ができたら嬉しいです。いや~、嬉しいなぁ。Yukisukeさんのブログの復活も密かに願っていますm(__)m
YUKISUKKE
Lange nicht gesehen, Lehrer!
https://www.youtube.com/watch?v=zBbM17aqdTM

Lange nicht gesehen, Lehrer!
お久しぶりです、Dr.Kie先生!

yukisuke(let it be ~流れるままに~)の管理人だったyukisukeです。
カフカの変身などでコメントを頂いた人です。

あれから長い時が過ぎましたが、私、また活動しようと思います。
そう思ったらDr。kie先生の解釈学や福祉学についてすごく気になって調べてきました!
軽いストーカーですね(笑)ラーメン旅行記やヴィジュアル系の記事も相変わらずで、なんだかうれしいです!
またちょくちょくコメント及び、拝見させていただきますので、Dr.kei先生の世界観を感じたいです!またきますね!

Bis später Lehrer!

師子乃
初めまして
http://mushimushuu.blogspot.com/?m=1
長い夏休みが終わるのは、やはり軽視するできごとではありませんね。
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