2019年5月1日:
今日から、元号が「平成」から「令和」に
なりました。
新しい元号により、気持ちも新たにして
人様の心に残るような写真が撮れるよう
にと願っています。
さて、新元号「令和」に相応しい記事は、
どのようなものにしたらいいか色々と考
えた結果、「武蔵」にしました。
「武蔵」とは、巨大クレーン船「武蔵」
のことです。
先月18日に、私の田舎にやって来ました。
なぜ、こちらに来たかと言うと・・・。
では、「令和」初投稿をご覧下さい。
< ① > 4月18日午前7時11分 「武蔵」登場!
中国電力三隅発所がある三隅港に「武蔵」が、
入港して来ました。

< ② > これが、深田サルベージ建設(株)所属の
巨大クレーン船「武蔵(むさし)」です。
船体の長さは、107m、幅49m、
クレーンの高さは108mもあります。
定格荷重は、なんと3,700トンです。
先般、関西空港連絡橋事故による復旧
作業に携わったのが、この「武蔵」です。
さて、この「武蔵」は、何のために私の
田舎にやって来たかと言いますと・・・。

< ③ > 「武蔵」が、やって来た理由はこの写真
の中にありますが、お判りでしょうか。
今、オーストラリアから石炭運搬船が、
三隻のタグボートにより着岸しつつ
あります。
この石炭運搬船が積んで来た石炭は、
2基の揚炭機がバケットですくい上げ
石炭サイロへ行くコンベアに乗せます。
実は、この揚炭機ですが、発電所と共
に20年が経過しており、そろそろ
新替えの時期となりました。
そこで、今回この「武蔵」が、登場と
なった訳ですが、その見事な仕事ぶり
をこれからジックリご覧頂きましょう。

< ④ > 4月20日午前8時50分
前日は、朝から強風の為、作業は
中止となりました。
20日は、風もなく晴天となり、
すでに到着していた新揚炭機の
吊り上げが始まりました。
写真は、運搬してきた台船から
吊り上げられ、離れる所です。

< ⑤ > 4月20日午前9時11分
新揚炭機を完全に吊り上げ、これから
陸上の正規の位置へと移動して行きます。
この「武蔵」ですが、3,700トンの荷物
を釣り上げることが出来ます。
これは、700系の新幹線の車両約80両
を釣り上げる計算になります。
それにしても、このような光景が見れる
とは、夢のようです!
この日は、大勢の見物人も集まり「武蔵」
の作業を唖然と見つめていました。(◎_◎;)

< ⑥ > 徐々に揚炭機専用レール近くまで
やって来ました。
新揚炭機の下のコンベアの上には、
作業する人達の姿が見えますが、
それと見比べると揚炭機もかなり
大きいですねッ!

< ⑦ > 4月20日 午前9時40分
ハイッ!ご覧のように無事移設作業は、
終了しました!
それにしても凄いのは、この作業に
要した時間は、僅か一時間半でした。
いくら、慣れているからと言いても
海の上での作業ですから何が起こるか
分かりません・・・。
これが、ホントのプロの流儀ですかねッ!(◎_◎;)

< ⑧ > そして、4月21日
用済みの揚炭機は、吊り上げられ船台
へと降ろされました。
これから各部を固定し、搬送されます。

< ⑨ > 4月22日 午後3時20分
「武蔵」は、新旧の揚炭機の交換作業を
終え、大阪へと出港して行きました。
私は、家が直ぐ側ですので再々港に行き、
作業の様子を写真に撮りましたが、いつも
実に凄いことをやるのだなァ~ッ!と、感心
して見ておりました。(◎_◎;)
もう一台の揚炭機も、2年後には交換予定
だそうです。
もしかしたら、また「武蔵」にまた会える
かも知れません。
御安航を祈っております。

「武蔵」は、4月18日に三隅港に入港し、
22日に無事仕事を終え大阪に帰って行
きました。
素晴らしい作業を見せて頂き、本当に
ご苦労さんでした。
実は、この「武蔵」とは、関西で何度
か出会ったことがあります。
私は、今は現役を退いていますが、
それまでは北九州から神戸、泉大津
に通う大型長距離カーフェリーに乗船
しておりました。
備讃瀬戸大橋の建設では、この「武蔵」
も関わっており、その際瀬戸内海や大阪
湾で見ました。
あの時は、遠くからでしたがなんとも
凄いクレーン船が居るものだと、感心
した記憶があります。
また、会える日を楽しみにして、今日
の投稿はここまでです。
それでは、また。
See you again !