こんにちは!
今日は、午前中「第54回浜田市美術展」に行って
来ました。
今回は、一般応募者ではなく招待者として出展
しましたので、どんな写真が展示されているのか
観覧に出掛けました。
私が、出展した写真は以前ネットでも紹介した
事があります。
先ずは、ご覧下さい。
< ① >
ここが、浜田市「世界こども美術館」です。
会場は地上5階まであり、色んなジャンルの
作品が展示されています。
< ② > 【 青い目の仏弟子 】
この人は、以前日本仏教の勉強の為、私が
毎年写真を撮らせて貰ているお寺に修行に
来られたイタリア人女性です。
イタリアのミラノ大学を卒業し、哲学者で
舞踏家でもあります。
前回の写真では、すでに悟りの世界に入り、
目を閉じていましたが、これはその世界に
入る前の様子です。
目は、すでに悟りの世界に入り込む瞬間な
のか、虚ろとなっています。
今回の写真では、外国人が仏教の教えを
いかに実践しているかを、見て貰いたいと
この写真を選びました。
*あとがき
このイタリア女性について、もっと詳しく説明します。
この人は、イタリア人の哲学者であり舞踏家でもあります。
日本には、日本仏教勉強の為、二度来日していますが日本語
は出来ません。
その代わり、なんとイタリア語、英語、フランス語、スペイン
語が出来るそうです。
私がいつも写真を撮らせて貰うお寺には、日本仏教を勉強する
為に滞在し、ご住職から仏教について講義を受けました。
因みに、ご住職はスペイン語が堪能です。
その講義の中で、「泥中の蓮」と言う教えを説いたそうです。
その教えとは、「煩悩や俗世の汚れの中にあっても、これに
染まらず清らかで美しくあれ。」と言うもので、また人に例え
ると「清廉でいさぎよい人物」を指すそうです。
これを解説すると、「蓮はきたない泥の中でも清らかな花を
咲かせる。」となります。
その講義が終わった後、彼女はご住職に教えの中にある「泥」
になってみたいと申し出たそうです。
つまり、睡蓮池に入って泥になり、悟りを開くというものです。
私は、ご住職から連絡を頂き、早速お寺に駆け付けました。
そして、彼女はご覧のように池に身を沈め、泥を体に塗って
悟りの世界に入って行きました。
私は、彼女の真剣な姿に動くことが出来ず、ジッとその場で
カメラのシャッターを切っていました。
この写真については、モデルだろうと言う憶測もあったと
聞いていますが、これは仏教の教えを少しでも理解しよう
するイタリア女性の真の姿です。
最後に、このイタリア女性は、本当に素晴らしい人です。