 | Bach: Cantatas |
| Andreas Scholl(C-T) Kammerorchester Basel | |
| Decca |
久しぶりに古楽器演奏界でもカウンターテノールの地位を揺るぎなくしている第一人者的存在、アンドレアス・ショルによるバッハのカンタータ集の新譜が登場しましたので、早速購入してみましたが、さすが安定感抜群の声質と演奏内容で手堅い一枚となっておりますね！バーゼル室内管弦楽団が素晴らしいサポート。指揮者がいないところを見ると、ショルが歌い振りしているのかもしれませんねぇー。
カンタータ第82番『我、満ち足れり』は非常に有名なカンタータですが、抑制気味に歌いあげておりますし、カンタータ第169番『神にのみ我が心捧げん』では第1楽章の長いシンフォニアがオルガン協奏曲になっていて、こちらもどこかで聞いたことのある有名な曲ではないかと。少年合唱団で9歳からバッハに触れてきたショルの原点、ルーツをたどるバッハのカンタータセレクションとなっているわけなんですねぇ、なるほどぉ。こちらも購入して間違い無しの一枚。☆☆☆☆の高評価差し上げておきましょう！
HMVへのリンクは、こちらからチェック！
アンドレアス・ショル／J.S.バッハ：カンタータ集
天才ショルが自らのルーツを歌った注目の1枚！
かつて少年聖歌隊でJ.S.バッハの音楽を歌っていたショルが、世界屈指のカウンターテナーとして自らのルーツを歌うカンタータ集。久々のバッハ・アルバムとなります。
【収録トラック】
J.S.バッハ：
カンタータ第82番『我、満ち足れり』BWV.82
カンタータ第169番『神にのみ 我が心 献げん』BWV.169
カンタータ第150番『主よ、我は汝を求む』BWV.150～シンフォニア
カンタータ第200番『我は彼の名を告げん』BWV.200～アリア
カンタータ第161番『来たれ、汝甘き死よ』BWV.161～レチタティーヴォ
カンタータ第153番『愛する神よ、みそなわせ、我が敵のいかにあるやを』BWV.153～アリア
アンドレアス・ショル（カウンターテナー）バーゼル室内管弦楽団
録音時期：2011年1月28日、録音場所：アルザス、録音方式：デジタル
