Life is ART!

高齢者施設で活躍しているアートワークセラピスト達の旬な声をお届けします。

気づき

2011-06-28 10:23:04 | ひとりごと
シニア担当のYokoです。


私はシニアの皆さんにアートワークを提供しはじめてもう6年位になります。

最初はデイサービスで5名くらいに月2回

今のようにシニア向けのアートワークをやっているセラピストもまだおらず

楽しいけれども、これでいいのだろうか?と悩みながら

毎月必死(今も必死ですが・・・汗)だったのを思い出します。


ある時、このデイサービスの作品を綺麗なギャラリーをお借りして

展覧会を行った時の事です。

仲間と作品の展示が終わり、ふぅ~と一息 全体を見回すと


「ん!?」


とあることに気づきました。


「(えーーーーーーっ!)」(心の様子)


いろんな作品があるのに、作品の装丁が同じなんです。

額が同じものばかり使っていると言えば伝わるでしょうか?

例えば美術館の油絵作品を飾る額縁は作品のイメージで色や形が異なりますよね?

それが全部同じ額縁という感じです。


しかもそれは「黒」

せっかくの展示会 

でも壁に飾られているのは「黒ぶち」ばかり

作品を活かすためにとやっていたのですが、

まるでそれは作品のお葬式のように

私には感じてしまったのです。





「黒」が悪いわけではありません。


もちろんそれは誰も気づきません。

展示会をみなさん楽しんでくださいました。

でも私の中では、猛烈な居心地の悪さが・・


プログラムの作り方、仕上げの方法

それら全ては「私」という人の意識が作りだします。

また「枠」が悪いわけでもありません。

だけれども、私はこの「枠の中」に収める事で得ている「安心」の反対側にある

「きゅうくつさ」「パターン化」そんなものに気づいたのです。

さらに言えば、それは誰もおっしゃらないけれども

ワークに参加されたみなさんに与えているものかもしれない。。

また作品以外でも、人や物全ての捉えかたが「枠」にいれているかもしれない。

そして何より「私」という人が「自分の成長」を止めているのかもしれない。



たかだか 作品の「額」です。

でも「気づき」はその人にわかりやすいようにやってくるんです。

それをキャッチできるかどうか。。



その後この事と私がどう取り組んでいったか。。。

それは ひ・み・つ

ですが、そこに取り組んでいく時に一番の支えになったのは

「Vision」

そして「信頼できる本気で関わってくれる仲間の力」

(怖いんですけどね。毒矢を吹くあの人とかあの人とか・・・ww)



真剣でした。

逃げ出す自分はもうこりごり・・それでアートセラピスト目指したのですから。



振り返ると

この出来事から 私は本当のセラピストの「道」を歩き出したように思います。

もちろん今も

その「道」の途中ですけれども・・・ウフッ


最新の画像もっと見る

4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (Yoko)
2011-06-29 19:37:52
>makcey

そういう事にしておきましょうww
返信する
良薬 (mackey)
2011-06-29 11:09:38
「良薬口に苦し」ってことかしら。

毒じゃなくて、良薬をやさしく塗った覚えはあるんだけど・・・笑
返信する
あっ、名人だ! (Yoko)
2011-06-28 14:21:39
>mackey

懐かしいでしょ?みんな来てくれたよね。
調べたらもう4年前でした。
でもまだあれから4年しかたってないの。。

お互い時々お休みしつつも
名キャッチャーだよね。
これからも一緒にトコトコ行きましょい。

でも毒矢は・・・ねぇ~
いつからそんなに上手なの?www

お陰で抗体が体に出来たので
とっても元気な子になりましたぁ~www
返信する
思い出す! (mackey)
2011-06-28 13:53:56
この展示会、バス乗って見にいったな~。
懐かしい。
すてきだった。

>「気づき」はその人にわかりやすいようにやってくるんです。
>それをキャッチできるかどうか。。

ほんとだねー。
たまにお休みしたくなるけれど、つい気づくとキャッチしちゃってるんだよね・・・。

そんな洋子ちゃんと一緒に歩めてうれしいよ。

それにしても、洋子ちゃんの周りは毒矢吹く人がいっぱいいるんだね。
大変だーーー。
返信する

コメントを投稿