Life is ART!

高齢者施設で活躍しているアートワークセラピスト達の旬な声をお届けします。

信頼の中

2010-05-12 03:10:45 | 素敵な現場
こんにちは。シニア担当のYokoです。

現在東京そして大阪とシニアアートワークの現場は6箇所

合計12セッション行われています。

係わるサポーターの人数は20名近くいます。

シニアの生きがいにがっつり関わる心熱きサポーターです。



今週私は1つワークがあります。

GWから何気に準備はしていたのです、はっと気づくと

???? 1人じゃ無理という事に気づきました。



それは「お花」です。

いわゆるお花紙でお花を作るのですが、いろんな色が沢山あったら驚くだろうなぁ~

選び放題ってうれしいだろうなぁ~なんて思いながら手を動かしていたら

気がつくと約450個近くもお花紙を折っていたのです。




施設の人によく「準備が大変じゃないですか?」と聞かれます。

確かに準備は大変です。時間もかかります。

しかしただ材料を持っていくだけでなく、工夫をする事でシニアの皆さまに様々な点から

意欲をかきたてる事ができるのです。

持っている力を出していただく。




450個近く折ったお花達は

数名のサポーター そしてサポーターと関わりのある仲間(現場とは関係のないセラピスト達)まで巻き込み

「折ったものを開いてお花にしてね!」という私の無理なお願いも嫌な顔1つせずに引き受けてくれました。

うれしいです。

そんな折ってくれたみんなから

「お花開いていると幸せな気持ちになりますね」

「お花がいっぱいで楽しみ!」

「テーブル一面のお花、みなさんが喜ぶ顔が目に浮かんでワクワクします」と

わざわざメールまでくれました。

メールが届くたびに私は胸がきゅんとなって 本当にありがたいなと。。



昔の私は全部一人でやっていました。

サポーターがいなかった時代もありましたが、

いてもお願いしない。 いいえ、お願いが出来なかったのです。

「忙しいのに悪いよね」「甘えているようで嫌だ(でも本当は手伝って欲しい)」などなど

ビジョンを共有し共に一緒にひとつの場所を作り出している仲間にさえ、

本当の自分の気持ちを素直に言えない・・・

そんな要らない遠慮をしている自分がどうしてシニアの皆さまが心からほっと出来て、

安心して楽しく過ごしてもらえる場を提供できるのでしょうか?


それは私自身が「信頼の中」に居なかったのだと今なら思えます。


それができるようになったのも、沢山の仲間が私に関わってくれて、

個人的にフィードバックをくれたり、気持ちを聞いてくれたり、

私の様子を見てそっと手を差し伸べてくれたりと

いつも陰日向になり支えてくれていたからです。



お陰様で、今の私はすっかり「信頼の源」として生きています。

仲間にはお願いもできるし、伝えるべき事しっかり伝えます。(時にはきつい事もですが)

それが出来てこそ、仲間だという確信があるからです。



気がつくと私のワークは沢山の仲間によって支えられています。

そしてそこに沢山のシニアの方が参加してくださいます。


 本当にみなさんありがとうございます 



このお花のワークのテーマは『感謝』です。

どんなワークになったかはまた後日ご報告しますね。

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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
お蔭様です (Unknown)
2010-05-12 15:30:49
こんにちは。

『お花』がたくさんで、どんなワークになるのか。とても楽しみになりました。

 遅い時間まで準備やお仕事、お疲れ様です。

私たち日本人は一生懸命なので、あまり無理せず、がんばりすぎませんように(^-^)
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ありがとうございます (Yoko)
2010-05-12 18:38:59
>Unknownさんへ

ついつい楽しくて止まらなくなってしまって・・

がんばりすぎない・・大切ですよね。

お気遣いありがとうございます。

ワークの様子またブログに書きますので
ぜひ見に来てくださいね。
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