Life is ART!

高齢者施設で活躍しているアートワークセラピスト達の旬な声をお届けします。

幸せを紡ぐわたしの木

2013-10-29 17:12:29 | 素敵な現場
みなさんこんにちは。
シニア担当のsatomiです。
先日のワークのご報告です。




みなさんは、自分ができることと、できないことは、自分でおわかりですか?



今回は、自分の可能性がちょっぴり開かれる、そんなお話です。



10/24は、暦の上では”霜降”といいまして、
もう霜が降りてきますよ、という意味です。

 そう、もう寒くなる。
 そこで、あたたかい毛糸と、秋の自然素材を使って、アートを楽しみました。



最初は毛糸で糸巻き競争などを、笑顔とつっこみ満載のもと楽しみました。



そして今回のメインは、ゴッドアイ(神の眼)という、
ネイティブインディアンのお守りの形でアートをはじめました。
魔除けの意味もあり、玄関などに飾ると、幸せを呼び込むといわれています。
十字の形(十字は方角を意味するらしいです)を編んでいくのです。


私がこの巻き方がとても楽しくて、やってみたい!と思ったのですが、
実のところ、私は半数の方がこの巻き方は出来ないだろうとおもっていました。
ちょっと難しいんです。しかし、この巻き方でなくともいいんです。
たくさんの色と、優しい肌さわり、これをお好きなようにぐるぐる巻いて
いただく、というねらいでした。



「中心部分を我々が、皆様のご健康を願って心を込めてあみました。
その続きを、ご自分のお好きな色で紡いでいきましょう。」



その後、
最初だけこの巻き方をお伝えし、のちに簡単な巻き方をやる予定でした・・・



するとどうでしょう~。



このちょいと難しい巻き方を、いとも簡単に、がんがんまきはじめたのです。


 
 「わたしは手が動かないです。やってください」

 「私は目がみえないの」

 「私のなんか・・」

 「なにがなんだかなんとやら」


 そう、いつもは定番のようにおっしゃる方がいらっしゃいます。
 しかしながら、その方たちの方が、がんがんとまいていたのです。
 もちろん、この言葉を発することはありませんでした。



 これには、私も、サポーターもスタッフの方もびっくりです。


じぇじぇじぇ~、ならぬ、ゲェゲェゲェ~なんです。


これにはまいりました。出来ないだろう、と思っていたのは、こちらだけ。
シニアの皆様は、リズムにのって楽しんでらっしゃる。



手が動かなくとも、

目が見えなくとも、

できるんです。


毛糸は、さわれば手が動く、みなさんにとっては体にしみついているもの。
素材の持つ力も感じました。

さらにいうなれば、
「この糸どう?」
「どっちがいいと思う?」
「しぶい糸をもってきて」
お隣同士、はたまた遠くの方へ、サポーターへ、
見えない糸がつながっているかのような
暖かい時間もさらなる意欲をかきたてたようにおもいます。


皆様の作品ご覧ください。











みなさま。ハートはみつけられましたか?






最後に、私がこの編み方は難しいだろうな、と思っていた方の作品です。
もちろん私の思い込みでした。ご自分ですべて編んでおられました。




タイトルは、「ここからどこまで行けるかしら」


帰り際、
「私、Y様に勇気をいただきました。なんでも出来そうな気がしてきました」


そうお伝えすると、

「そうでしょ~、そりゃそうよ。おっほっほ」

といいながら、ゆっくりとお帰りになりました。

私だけでしょうか。
GODEYEならぬ、神の愛・・・
感じました。





みなさんは、自分ができることと、できないことは、自分でおわかりですか?




「これは出来ないだろう」

そうおもったことを、ちょいとやってみるのも、いいかもしれません。

まだみぬ、新しい世界がみえてくるかもしれません。





さてさて、11月23日からシニアのアートワークセラピスト養成講座が始まります!
今年は、な、なんと10期。
ちなみに私は、花の5期でございます。

人気高し、ですので皆様お早めに・・・
「出来ないだろう」とおもっているそこのあなた!
まずは、体験会へ!

11月2日(土)14:00~15:30

お待ちしております☆


詳しくはこちらから…

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