Life is ART!

高齢者施設で活躍しているアートワークセラピスト達の旬な声をお届けします。

秋の実りの音

2012-09-14 18:52:03 | 素敵な現場

有料老人ホームにて、シニアアートワークを担当させて頂いている今井(いけ)です。



9月に入ってからも、まだまだ…暑い!


しかし、これから秋の味覚、おいしい野菜や果物をたくさん味わえる楽しみがありますね。


9月のアートワークでは、秋の実りを音にして、秋を迎える心と体の準備をしていくアートを行いまし た。


ワークが始まる前に、 テーブルの上にかぼちゃや冬瓜、
枝に付いたままの松ぼっくりなどを並べました。

この中で一番人気はかぼちゃ!

皆さんなぜかご自分の近くに置きたいようで、
ワーク中もテーブルの上をあっちへゴロゴロ、こっちへゴロゴロしていました。

ふと、ある女性がかぼちゃに手を伸ばし、
「重いわね~~。」と言いながら、かぼちゃの茎の部分(あの短くて、つまみにくい所です)を持って、持ち上げました。

えーーーー!!!
お花が好きで、おしとやかなイメージだったM様…。


…そんなに力持ちだったんですか~~?!


でも何だか この日は、M様だけでなく皆さんいつにも増してお元気です!
自然素材!そして食べ物の力でしょうか?
皆さん大盛り上がりの中、ワークが始まりました。

今回は、お米や大豆・竹・木の実などの自然素材や、
古い鈴(なぜか音がきれいなんです)を入れた筒に、

様々な色・手触りの布やリボン、毛糸などを貼って頂き、
秋の実りの音を奏でる楽器を作っていきます。

準備体操では、その筒を使って体を動かしていきました。
すると、音がします。

「皆さんの筒の中に入っているものはなんですか~?」
と、問いかけると、

「米だ!」
「大豆~」

筒の両側を 透明な窓にしていたので、皆さん一生 懸命のぞきながら答えてくださいました。

その楽器を持ったまま、「村祭」を歌いました。
秋の収穫を祝う歌です。
軽快でリズミカルな歌に合わせて、自然と手が動き、音が響きます。

今度は筒に、好きなリボンを貼り自分だけの楽器にしていきます。

貼り方は自由!

皆さんの作品をほんの一部ですがご紹介します。





かぼちゃを持ち上げた女性の作品。
作品はやっぱり、優しくて女性らしい雰囲気です(笑)






最近参加されるようになった男性の作品。
斜めに巻くことと、リボンの色選びにこだわりがあったようです。

だんだんと、この場に馴染まれて安心されたのでしょうか。

最初の頃に比べて、周りを気にせずご自分の表現したいものをストレートに表現されるようになった気がします。






発語されませんが、笑顔が素敵で表情豊かな女性の作品。
きっちりと巻くことしか頭になかった私は、この作品を見て
この女性の心の余裕や遊びゴコロを感じました。





いつもお元気な男性の作品。
最後に松ぼっくりを差して、秋の実りの音、完成!!




今回は、いつも以上に素材の力を感じることができた時間でした。


自然素材。

音。

布の感触。

それらすべてが心地よい刺激となって、シ ニアの皆さん、職員の皆さん、私達がつながっていく。



ころころ、さらさら、ちりんちりん

優しい音が、皆さんの笑い声とともに響き合い、広がっていきました。




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