Life is ART!

高齢者施設で活躍しているアートワークセラピスト達の旬な声をお届けします。

南の島にて

2010-09-20 12:14:52 | ひとりごと
こんにちは。シニア担当のYokoです。

ちょっと遅い夏休みをとって南の島に行って来ました。

日本から3時間半のグアムです。

海でエンジョイ!というタイプではないのですが

ひょんな事から行く事にしました。



観光で成り立っている島だけあって、ホテルのみなさんもあらまぁ~ご機嫌。

聞いていた通り日本語で全部成立しました。(ほっ)



さっ、バナナボートだ!ダイビングだっ!買い物だっ!

というわけがありません。

ゆっくりするのが夏休み・・




私たち夫婦が見ようと決めていた所は戦争の関連の観光地です。

グアムといえば、横井庄一さんですね。

日本占領下でアメリカ軍と激戦が繰り広げられた島です。

島のあちらこちらに戦争跡地があります。






大勢のシニアの方と関わるようになってから

私は積極的に第二次世界大戦 いえ 太平洋戦争に関するTVや新聞、

訪れた先の資料館などは見るようにしています。




「そのような事は一言で言えません」

以前、ご主人を戦地に送り出していた女性の言葉です。

待っている時のお気持ちをお聞きした時に、女性はそう答えられました。

私はぶしつけに大変失礼な事を聞いたのだと今でも思っています。




大変だった。お辛かった。etc・・

そんな言葉では当てはまらない位の

言葉にする事が出来ない位の

胸の奥の奥の奥の方にある・・・「    」。




戦争はお一人お一人体験が異なります。

それは私がシニアの方と関わる事でわかった事でした。

ご本人の性別はどちらか?

ご家族が何をしていたか?

その当時どこに住んでいたか?

年齢はいくつだったか?etc・・・

体験した事、見た事、感じた事・・・・

ひとくくりに「戦争」という事でまとめてしまうのは、

違うのかもしれないと知りました。





「南の島で見た夕日」とおっしゃるOさん(男性)がいます。

Oさんは戦争中インドネシアにいたそうです。

いつも場所を点々として、どこにいたという訳じゃないとおっしゃっていました。



「海に沈む夕日が綺麗だったんだよ」




島は違いますがグアムの夕日を見ながら、

Oさんが見た夕日はこんな感じだったのかなぁ?と思い出していました。





街は大勢の日本人の若者が沢山の買い物袋を肩に手に持っていました。


へ・い・わ・の・お・み・や・げ


みんな楽しそうです。





そんな沢山の観光客を受け入れてくれる

グアムの海はただ蒼く 広く そして 静かでした。



まるで何事もなかったかのように・・・

最新の画像もっと見る

コメントを投稿