みなさんは本物の牛を間近で見たことがありますか?
日本各地に牛とふれあうことを目的とした牧場などがたくさんありますので、見たことある人、触ったことがある人もたくさんいると思います。
私は現在、畜産系の仕事に就いてますが、大学時代まで間近で牛というものを触れたこともなければ見たこともありませんでした
はじめて間近に牛を見たときはその大きさに驚いた記憶があります(子牛は小さくてすごくかわいいです)
さて、そんな牛ですが、和牛業界のオリンピックと呼ばれるイベントがあるのはご存じでしょうか?
その名も「全国和牛能力共進会」!!
5年に一度開催され、日本一の和牛(黒毛和牛)を決めるイベントで、なんと次回の平成29年大会の会場が宮城県なのです!!
前回、平成24年に長崎県で開催された際には40万人以上の来場者があったということからもそのすごさがわかります
宮城大会で11回目を迎えますが、1回目はなんと1966年という長い歴史をもった大会です。
仙南では昨年、丸森産の和牛「仁美桜(ひとみざくら)」が県の基幹種雄牛に選ばれました。仙南地域から基幹種雄牛が選ばれるのははじめてのことで、和牛改良への熱意,大会での入賞への意欲がますます高まっています
※宮城県では生産者が飼養する能力が高い母牛約300頭をエリート集団として認定し,その母牛から生まれた子牛を種雄牛候補として選抜します。基幹種雄牛はその中から年間に1,2頭のみが選ばれるとても優秀な牛で,認定までは交配から6年という長い歳月を要します。
先日開催された仙南地域畜産講演会では、80人以上もの参加者があり、皆の意気込みの高さが感じられました。
「3年後に向けて、頑張るぞ、おーー!!」
畜振部 K