残暑が続く毎日、涼しさと豊かな自然を感じられる森に行ってみませんか?
本日は、白石市のNPO法人「蔵王のブナと水を守る会」の活動についてご紹介します。
「蔵王のブナと水を守る会」は1986年に発足、1999年に宮城県内第1号のNPO法人として認証されました。
同会では、「蔵王連峰の残り少ない落葉広葉樹林の伐採を止める」ことと、「植林活動によって森の復元を行う」ことを目的とし、蔵王の荒地を取得して開発から守るとともに、「森づくり活動」として取得した荒地を緑豊かな森へ復元していくなど、さまざまな活動を展開されているそうです。
今回、「蔵王のブナと水を守る会」が森づくりの活動を行っている、白石市福岡不忘山の「森づくり自然園」を訪問させていただきました。
森づくり自然園は同会と白石市の共有地で、面積は約13ヘクタール(楽天生命パーク宮城約10個分)あり、「彩遊の森」「アナグマの森」「リスの森」の3か所に分かれています。
かつては、ススキの原野と、荒地と化した農地が大部分を占めていたという、この森づくり自然園。植林後まだ10年ほどしか経っていないとのことですが、現在はブナやミズナラ等の落葉広葉樹林がすくすくと育ち、昆虫や鳥、ほ乳類が住みつくなど、豊かな生態系が形成されてきているのを見ることができます。
会の活動拠点となっている丸田の作業小屋。会員の方で手作りしたそうです!
3つの森づくり自然園のうち最大の「彩遊の森」。さまざまな動植物を観察することができます。
「彩遊の森」の自然観察路入口。森林はかなり復元されてきているとのことです。
こちらも手作りの「リスの森」にあるツリーハウス。秘密基地みたいで素敵ですね!
「蔵王のブナと水を守る会」では、森づくりの技術を次世代に引き継ぐ「森の教室」のほか、キャンプや自然を体験するイベントなど、さまざまな行事を開催しています。また、森づくり自然園は、一般の方でもトレッキングや自然観察を楽しむことができます。自然保護にご興味のある皆さん、ぜひ足を運んでみてくださいね!
会の活動内容の詳細や連絡先等については、下記ホームページで御確認ください。
◆ NPO法人「蔵王のブナと水を守る会」ホームページ
http://www.zao.org/
こちらもご覧ください
事務所ホームページ http://www.pref.miyagi.jp/soshiki/6.html
みやぎ蔵王温泉郷facebook https://www.facebook.com/miyagizao.onsen
大河原管内合同広報紙 「SENNAN THE KING(せんなんざおう)」
http://www.pref.miyagi.jp/site/kouiki-sennan/sennan-the-king.html
地方振興部 T.O