前回、みやぎ地域づくり団体協議会仙南支部交流会の視察編をご紹介しましたが、
今回は「交流会編」としまして、午後から行った講話と情報交換についてご紹介します。
しばたの郷土館を会場に行われた交流会には、42名が参加しました。
今年の交流会のテーマは、「地域づくりの未知なる楽しみ方」
講師として、山形県朝日町から、地域振興サポート会社まよひが企画代表の佐藤 恒平さんをお招きしました。
第1部では、「まよひが企画」の取り組みや佐藤さんのこれまでの活動についてお話しいただきました。
まよひが企画では、「非主流地域振興」という考え方のもと、ちょっと変わった地域振興のサポートをされています。
現在主流となっている、「成功事例を再現して目標達成を目指す」というやり方ではなく、
「独自の道を開拓しながら、主流と同じ目標の達成を目指す」というやり方です。
また、佐藤さんは朝日町の(非公式)キャラクター「桃色ウサヒ」の生みの親です。
上の写真のスライド内に見える、桃色のうさぎのキャラクターがウサヒです
ご当地キャラクターといえば、普通はその地域の特色を詰め込んだデザインが「主流」ですが・・・、
ウサヒはあえて、「無個性」を意識して、「このキャラで大丈夫なの?」という不安感を持たせるように作られたそうです
無個性なキャラの行く末を心配した地域の方々から、「もっとこうしたほうがいい」などの様々なアイデアが出され、
それを佐藤さんがチャレンジして実現していくと、地域の方々の自信や誇りにつながりました。
講話を聞いて、地域づくりには王道だけではない、未開拓の道がたくさんあるんだと感じました。
成功事例や王道にとらわれない発想に、思いきってチャレンジしてみることも、
「地域づくりの未知なる楽しみ方」ではないでしょうか
第2部は情報交換ワークショップを行いました。名付けて「センナン・ザ・ドリームマッチ」
参加者の皆さんがグループに分かれ、その日限りの夢の「お悩み解決NPO」として、
地域づくり団体が抱えるお悩みに対する解決策を考えました。
今回は、「集会に決まったメンバーしか来てくれない」「NPOの中でやりたいことの方向性が違ってきた」といった、
地域づくり団体にとって身近な2つの課題を考えましたが、1人1人から違った視点の意見があがり、
活発な意見交換となったようでした
みやぎ地域づくり団体協議会仙南支部では、今後も仙南の地域づくりの推進に向け、活動してまいります。
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地方振興部 A.H