10月16日(金)から18日(日)の三日間、「みちのく宮城の小京都村田」と呼ばれる村田町で「第15回村田町蔵の陶器市」が開催されました。
会場では県内外から集まった多くの陶芸家たちの売り込みの声で賑わっており、店先には湯飲みや急須などの味わいある日用品から、陶器製の小洒落たオブジェなど様々な作品が並べられていました。価格も数百円台の手ごろなものから、高価なものまでそろっており、多くの来場者で賑わっていました。
【1,000円前後のお手頃品】
【昔ながらの町並み】
【陶器製のネコ】
【なんと食べ物まで陶器製】
陶器といえば日本や中国などアジアの伝統品というイメージがありますが、ヨーロッパでも様々な物が作られており、特に世界最大級の陶磁器メーカーである「ウェッジウッド」や「ロイヤルドルトン」などを擁するイギリスで盛んです。そんな陶器大国イギリスから30年ほど前に来日し、現在は柴田町で活動している陶芸家のジェームズさんは一際大きな声を出して作品を販売していました。他にも日本に来て陶芸家となった方が何名か出展していました。彼らのように日本を活動の場に選ぶ陶芸家は少なくないようです。このことは、日本の陶芸に関する技術が優れていることや、彼らのような個人陶芸家が活動しやすい土壌が日本にあるからだと思います。
【ジェームズさん】
【オークションを仕切る外国人陶芸家】
彼らのような陶芸家が業界を盛り上げていけば、日本の陶芸品の魅力が広く海外にまで伝わり、観光客の増加に繋がっていくと思います。
そのためにも、「蔵の陶器市」が更なる盛り上がりを見せ、多くの人々に陶芸に触れていただけることを願います。
農業農村整備部 A.K