篤蔵は食堂の宿に泊めてくれと訪ねて来る。いよいよ天皇の料理番として働く。しかしまた、口うるさいコック長とうまくいかない。宮廷の晩餐会の2000人の料理の献立に悩む篤蔵、1ヶ月かけて献立を書いてゆく。
師匠に相談したらパリのグランシェフはなんて言ってた?と音楽のようにと言ってたのを思い出す。誘拐されて吉原に売られたと思ったらおさんばさんをして働いて食堂に間借りしてた俊子。再び出会う。俊子にも相談したらザリガニがたくさん書いてますね?美味しいのですか?と。ザリガニを献立に入れた。伊勢海老でも良いのでは?と言われるがザリガニをと強く言う。北海道で兵隊さんにザリガニを探して貰うと頼んでくれた。
いよいよ晩餐会の前日、神頼みをする家族、俊子、篤蔵。
コック長の動きが怪しく、当日ザリガニはタオルをつたい逃げて居なくなった。困る篤蔵に遅れて来た昔の仲間がザリガニが居ましたけどなんでですか?と慌てて全員でザリガニを探した。なんとか作って行く。
コック長が辞表を持ってやって来るも
陛下に水の音を聞かせない為にタオルを巻いたんだろ?陛下を思う人を辞めさせられないと言う。口うるさいですよ、と辞表を破く。わかりあえた良かったです。
実家では、兄やんに母が晩餐会の献立を読み上げている。美味しそうやなーと嬉しそうな兄やん。
料理は好評で新聞を読む兄。
嬉しそうな兄やんは、息を引き取る。
篤蔵に電報が届く。川でうちひしがれていたが、俊子が声を掛けずに去ろうとすると居て良いよと、せっかく会えたからもう少し側に居てくれないか?と篤蔵。あなたより絶対長生きしますから安心して働いてくださいと言う。泣く篤蔵。
最近は馴染めない篤蔵だったが、じゃがいもの皮を剥き皆をまとめた。
林檎は切ってしまうと縁起が悪いので包丁を入れないしきたりだと。
天皇の料理番として一人前になれるのか?