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seroです^^
ガーデニングの栽培記録、好きな韓国ドラマの事etcをつぶやいてます


遼君 羽田から上海へ!

2009-11-02 20:05:06 | 遼君
遼クン、中国へ出発 HSBC「35位以内に」

 
男子ゴルフの石川遼(18)=パナソニック=は2日、世界選手権シリーズの「HSBC選手権」(5日開幕)に向け
羽田空港から開催地の中国・上海へ出発。
中国を訪れるのは初めてとあって、空港周辺のホテルで開かれた会見では
「黄砂の影響でコース内ではピンが見えにくいという話を聞いた。
あまりイメージを抱いたことのある国ではありませんでしたが、楽しみですね
出場する全選手が有名な人ばかり。
自分の世界ランキングが35位前後なので、35位以内に入りたい」と抱負を語った。

また、この大会は、4大メジャーの次にランクされる賞金総額700万ドル(約6億3450万円)をかけ
タイガー・ウッズら世界ランク上位選手も多数出場。
ウッズがこの日、日本のイベントに参加してから上海に向かうことを伝え聞くと、
「多忙ですね。一ファンとして大変だなと思う」と驚いていた。


羽田での記者会見画像2枚




石川遼らが出演する観戦マナー啓発VTRは今週お披露目


先週のマイナビABCチャンピオンシップの水曜日に、ギャラリーの観戦マナーについ て
選手たちが直接呼びかけるVTRの作成が行われた。

近頃、大会中に相次いだマナー違反を重く見た当機構(社団法人日本ゴルフツアー機構=JGTO)会長の小泉直が
「毎週、たくさんのギャラリーのみなさんに来ていただくのは非常に有り難いのですが、ゴルフはマナーのスポーツ。
選手はもちろん、ギャラリーのみなさんにも守っていただいて、一緒にトーナメントを盛り上げていく形を作りませんか」
との呼びかけに賛同した選手会は、ビデオに出演する6選手を選出。

選手会長の宮本勝昌を筆頭に、藤田寛之と片山晋呉、矢野東と小田龍一と石川遼が顔を揃えることになったのだが
この錚錚たる面々に、すっかり怖じ気づいたのが小田だった。
小田の選考理由は言うまでもなく、先の日本オープンで今野康晴と石川とのプレーオフを制して
劇的Vをあげていまもっとも旬な選手の一人であることだったが、それにもまして
普段から礼儀正しい選手として知られていることでもあった。

ギャラリーの声援には必ず帽子を取って深々と頭を下げる。
初優勝をあげてからは、がぜん応援の声が増えたが、そのたびに何度も何度もお辞儀をするものだから
それでプレーに集中できるのかと見ているこっちが心配になるくらいで、それでも
しっかりと翌週のブリヂストンオープンでも優勝争いに加わった。

そのほか、コースに落ちているゴミを積極的に拾い集めてゴミ箱に捨てたり、その様子はマナーに
人一倍厳しいドンこと杉原輝雄を彷彿とさせると、関係者の間でもっぱらの評判だ。
そんな選手のビデオ出演は、まさにうってつけ。

だがいかんせん、先週の当コーナーでもお伝えしたとおり、本人はもともと人前に出るのが大の苦手ときている。
練習場でも、わざわざ一番端っこの打席が空くまで待つというほどで、次の里帰りに予定が入っている
地元・鹿児島のテレビ局に出演することでさえ、今から胃の痛い思いをしているというのだから……。

JGTOのスタッフに、「ダメダメダメ、俺なんか絶対にダメ!」と、スタコラと逃げ出した。
それでもなお「ぜひに」と執拗に追いすがるスタッフに、
「その5人で十分じゃないですか。僕の出る幕じゃない」と
最後まで尻込みしていたが、ついに観念してカメラの前に立ったのだった。

約15分ほどかかったV撮りを終えて部屋から出てきた小田は
やっぱり胃の辺りをさすりながら「はぁ~緊張しました。もう二度とごめんです」と
顔をしかめつつ「でも、なんとかセリフは噛まずに言えましたよ」と、ちょっぴり胸を張っていた。

日本オープンチャンピオンも勇気を出してカメラの前に立ったこのVTRは今週の
「The Championship by LEXUS」から、スコアモニター等で流す予定だ。
「携帯電話やカメラ、ビデオによる撮影はしないで欲しい」ということ
また「選手がプレーに入ったときは、動いたり、音を立てないで欲しい」こと。
そして、「自分たち選手はいつでも最高のプレーでファンの皆さんに楽しんでもらいたいと願っていること」
などを6選手がそれぞれ1フレーズずつカメラに向かって訴えかける様子はその声と姿をつなげて
音声ありとなしの2パターンでそれぞれ約30秒ずつに編集される。

小田をはじめ、6選手がVTRの中でどんな表情を見せてくれるのか、楽しみだ。
出演した石川遼も、「良いモノが出来ていると思います。絶対に効果はあると思う」と大いに期待を寄せている。









今日の紙面から

遼、賞金1位勇太と445万円差



連覇を狙った石川遼(18)は73で、通算6アンダーの6位に終わった。

最後に意地を見せた。
18番パー5。石川は残り195ヤードの第2打で、池越えのピンを攻めた。
5番アイアンで振り抜いた球は、手前4メートルへ。
しっかり決めてイーグルで締めた。
「あれはギャラリーの人の力。天気が良くない中で、多く来てくれて、後押ししてくれた」。
雨でも残ってくれたファンに、感謝した。

6打差3位の最終組で迎えた最終日。大事な序盤でつまずいた。
ドライバーが左に曲がり1、2番で連続ボギー。
362ヤードの7番パー4ではドライバーでワンオンに成功しバーディーを奪うが、その後もショットは安定しなかった。

「昨日よりも緊張、重圧があったかもしれない。
優勝できなかった悔しさより、優勝争いに加われなかった悔しさの方が100倍大きい」。
18番でイーグルを奪っても73。優勝した鈴木とは8打差の6位に沈み
「鈴木さんは僕と対照的にステディーで、素晴らしいプレーをしていた」と完敗を認めた。

右手首痛で欠場した賞金ランク1位池田との差を約445万円差まで詰めたものの
逆転は5日開幕のHSBC選手権(中国・上海)に持ち越し。
海外直近の国内試合で今年4戦全勝だった「不敗神話」も今大会で途絶えた。
前週から、よりダイナミックに「改良中」のスイングもこの日はタイミングが合わず、何度も素振りで調整した。

「またゼロからやり直しです。中国に行ってからも練習して、試合を通して良くしていきたい」。
賞金総額700万ドル(約6億3000万円)と高額なHSBC選手権にはウッズら世界の強豪も出場予定。
短い時間で修正し、間に合わせるしかない。



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石川遼の清々しさ・・・ ゴルフ記者(2009.10月)


日本オープンが始まった。
石川遼プロ(18)も、プレジデントカップから帰国して、わずか1日の練習ラウンドで臨んだ本番ながら堂々の
5バーディー、3ボギーの通算2アンダー、10位タイのスタートである。

連戦に次ぐ連戦…。
しかも米国から帰国したばかり。太平洋を横断した。時差が襲う。
肉体的にも精神的にも厳しい環境にあったが…。
石川プロはしかし、愚痴一つこぼさなかった。

「すごくいいスタートを切れました。“よかった”で納められることはないですが、いいゴルフになってきた。
まだ、1メートル、2メートルのパットを左に外したりして、“もう少しかな”と思いますが
それをいうときりがないので…。
その中でアンダーパーで回れて、10位はいいスタートですね。
ええ、順位が50位、60位でも挑戦する気持ちは変わりませんが初日で10位というのはいい位置だとは思いますね。
課題だったドライバーもよくなってきたし、ここはフェアウエーが狭く、難しいですが
コースのロケーションに慣れてくるだろうし、だんだんよくなると思ってます。
(時差ぼけ、長旅で体調は?)思っていたよりいいです。
2日目、3日目に向かってだんだん良くなっていくと思いますので…頑張ります」

ラウンド終了直後のインタビュー、そこに連戦、米国帰りの愚痴はなかった。

そればかりかラウンド終了直後、カメラに向かって手を振るポーズ…。
「ギャラリーやファンが僕を育ててくれているです。みんなの声援が僕の力になる」。
このフレーズを石川はよく使うが、決して口先だけの綺麗ごとではない。
「見られることがスキ…。本当に力になる」。
見られて光り輝く、スターの資質を内面に持っているのである。

18歳のこの若者は、16歳からプロの世界に身を投じて、自分のゴルフ界での立ち位置を必死に探していた。

「(1勝を挙げて)プロになったからといって、この中で僕は一番の下手っぴなんです。
だから、環境も含めてとにかく何でも吸収したい。
とにかく一番ゴルフ経験が少ないし、練習も人一倍やらなきゃ」。
ゴルフに対してひたむきな姿勢を見せ、そしてこの2年間貫いてきた。
常に「何歳までにここまで到達する…」といったテーマを持った練習、そして体力作り…。
「ゴルフをやりながら、週3回の体幹トレーニングなど体力強化はシンドイ…。
けど、このシンドさを越えることによって体が出来るってことなら、僕はシンドイと思わないようにしている。
“いまやる”ことが血となり肉となると思ってやっている」

この信念とやり続けたことによって、石川のゴルフ技術は飛躍的にアップし、そして1メートル70そこそこで
60キロぐらいだった“線の細い”体は、一回りもふた回りも大きくなっていた。

プレジデントカップで石川を世界選抜のメンバーに選んだグレッグ・ノーマンは、
「彼の練習を見たとき、これが18歳かと目を疑ったよ。それほど、内容が濃いものだから…」。
そしてプレジデントカップで3勝を挙げた。
「彼は今後何十年もこのメンバーに選ばれる選手…」と選抜したことに狂いがなかった
ノーマンの自負と石川の素材を褒め称えた。

 
今季すでに4勝して、賞金王レースのトップにいる。

「1年前なら、いまこんな位置にいることなんか、とても考えられなかった。
けど、こういう争いをしていくことで強くなれる自分を見出せるとは思っています」と。

ちょっと前、“ハニカミ王子”と言われた。遼クン…とも。
既存の男子プロも「騒ぎすぎだって…」「ブームじゃないの。そのうち…」「ま、まだまだだよ…」etc…。
どこか見下した、斜に構えた集団があったが、いまはそんな声さえ完全に消えさった。
石川が黙らせた。その力で、その魅力で…。

 
皮肉ろうか…。昨年の賞金王って誰だっけ?

18歳の石川遼に、賞金2位ランクの23歳、池田勇太(今季3勝)。
若い魅力ある逸材が光を放つ。日本の男子ゴルフ界もいいウエーブがやってきた。