１０年間お世話になりました。

御徒町の駅を降り、

スマホの地図を頼りに歩きはじめる。


ここ本社へ向かうのは初めての事。

徒歩１０分くらいだろうか。




ケーズワイオートが、ガソリンスタンド向け

鈑金塗装修理サービスを展開する切欠となった、

とある会社へ訪問してきたのだ。


老舗のこの会社は、

昔ながらの人間味溢れるスタッフと、

社長の人柄がそのまま社風になっているような会社だ。


その会社が、

先月末をもって１つの拠点を閉鎖した。



その拠点を弊社が担当していたのだ。


当然ながら１０年間お世話になった人への挨拶と、

『これからも宜しくお願いします』

という、

当りまえの挨拶に行ったのだが、

返ってこちらが元気をもらうような、

暖かい気持ちになるような対応をしてもらった。




とかくビジネスシーンでは、

お礼状や挨拶など、

目を惹かせるようなシーンなどを

セミナーや雑誌、著書などで紹介しているが、

実はシンプルに日本人が培っている本来の文化、

慣習が一番心に残るのではないだろうか。


礼儀、作法、マナーなど、

案外と人によって曖昧なことが多い。

成功者が、そう言えば『ＹＥＳ』となるし、

そうでない人が言うと『ＮＯ』となる。


しかし、

小手先のアイテム、手法よりも、

気持ち、心で対応されると、

そこには細かい部分の礼儀や作法、マナーなど

あまり気にならなくなるのではないだろうか。


ついつい、

細かいことばかり気にしている自分に気がついた。



やはり人は人を通して、

気付くものであって、

人に出会わなければ成長しないということなのだろう。