ライトスイッチオン。
ふとナビの画面に目をやると『16:47』
ずいぶん日が暮れるのが早くなったもんだ。
真夏だとまだ太陽がサンサンと降りそそぎ、
大汗を流しながら仕事しているのだが、
この少し寂しい季節になると夜になるのが早い。
夜が長いと言えば聞こえが良いが、
要は昼間が短いということ。
だから寂しく感じるのだろう。
イヤフォンにスマホの着信音が鳴り響く。
『あ~社長、度々申し訳ない、実はさっきの話の件なんだけどさ・・・・』
心なしか先方さんが慌てているように感じた。
少しだけ開いた車窓から入り込む冷たい風と、
なにやら慌しい仕事の電話。
お洒落な住宅の玄関にはクリスマスの飾りが施され、
ラジオから聞こえる話題は確実に“そこ”に向かいつつある。
年末が近づいてきている。
それは仕事納めにピークを迎え、
そこから年が明けた少しの間だけ、
1年頑張ったご褒美に時間はゆっくりと流れる。
でも、街中ではそろそろ『恵方巻き予約受付開始』の、
のぼり旗が目に付くようになるのだ。
そこまでのスピード感はなんか気持ち悪い。
ふとナビの画面に目をやると『16:47』
ずいぶん日が暮れるのが早くなったもんだ。
真夏だとまだ太陽がサンサンと降りそそぎ、
大汗を流しながら仕事しているのだが、
この少し寂しい季節になると夜になるのが早い。
夜が長いと言えば聞こえが良いが、
要は昼間が短いということ。
だから寂しく感じるのだろう。
イヤフォンにスマホの着信音が鳴り響く。
『あ~社長、度々申し訳ない、実はさっきの話の件なんだけどさ・・・・』
心なしか先方さんが慌てているように感じた。
少しだけ開いた車窓から入り込む冷たい風と、
なにやら慌しい仕事の電話。
お洒落な住宅の玄関にはクリスマスの飾りが施され、
ラジオから聞こえる話題は確実に“そこ”に向かいつつある。
年末が近づいてきている。
それは仕事納めにピークを迎え、
そこから年が明けた少しの間だけ、
1年頑張ったご褒美に時間はゆっくりと流れる。
でも、街中ではそろそろ『恵方巻き予約受付開始』の、
のぼり旗が目に付くようになるのだ。
そこまでのスピード感はなんか気持ち悪い。