恋愛小説「恋花」は、
作者のオリジナルフィクション物語であり、登場する人物、団体名は実在するものとは全く関係ありません。
高校3年生の淡くてせつない恋物語を描いていきたいと思っています♪
純愛をテーマにしているので年齢関係なく読める恋愛小説になっています。
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第三十七話「夏休み」
小さいときから、夏休みが大好きだった。
宿題がたくさんでるのは、イヤだったけど。
でも、カキ氷を食べたり、学校のプールへ健人と一緒に遊びに行ったり・・・・
中学に入ってからは、夏休みの宿題をやるという名目で
ほぼ毎日紫苑とどちらかの家に行き来していたり・・・・
でも
受験生にとっての夏休みはそんなハッピーなお気楽なものではない。
とりあえず、私と健人、紫苑は3人とも文系志望ということで
予備校の授業も一緒
予備校が早く終わる日は、3人の家を順番に回ってお互いに勉強を教えあっていた。
人に教えると自分の復習にもあるし、質問をされることによって
また深く設問が理解できたりするのであった。
今の私にとっての楽しみは
8月第一週に庄司君と一緒に行く約束をしている映画「アメジストの夜明け」だ・・・
大切に大切に
いつも使っている手帳にはさんでいたのがよくなかったのかも知れない。
いつものようにフローリングの床においたテーブルから立ち上がった瞬間
健人がテーブルの足に躓いて、勉強机のほうへ倒れた。
その瞬間、勉強机の横にかけていたかばんが床に落ちて中味が散乱した。
「あ・・・ごめん。」
「大丈夫健人?」
紫苑も散らかったものを集めようと机のほうへ近づく。
「だ・・・大丈夫だから・・・・」
私は、テーブルを回りながら、かばんのほうへ行こうとすると
紫苑と健人が二人とも一緒に固まった。
「あ・・・・・」
紫苑は、手帳にはさんであった映画の前売り券を持っていた。
「アメジストの夜明けの前売り・・・・行くの?」
「あ・・・うん。庄司君に誘われて。」
ビクン
健人の肩が大きく動いたような気がした。
「せ・・星波・・・これは何だ?」
今まで聞いたことの無いような低い声で健人が私に差し出したのは、庄司君と一緒に撮ったプリの写真だった。
「だめ・・・返して・・・・」
私は、あわてて取り替えそうとすると写真は、その前に健人からとった紫苑の手に渡っていた。
「せ・・・星波・・・・もしかして庄司君とつきあってるの?」
紫苑も同じく固まった表情のまま私に訊く。
「ま・・・まさか!だったら二人に黙っているわけないでしょ?
その写真は、庄司君が、プリを一度も撮ったことがないから一緒に撮りたいって・・・
で・・・紫苑も知ってのとおり、いろんなポーズを機械に言われたまま撮ったんだよ。
初めてだからわからなかったんでしょ・・・だからそんなんじゃないって!」
いつの間にか私の声も大きくなる。
なんでなんで・・・こんな言い訳をしなきゃならないの?
「ごめん。星波。つきあってるんなら何で、隠しているんだろうって一瞬思っちゃって。
やだね。こういう感情。友達だからって何でも知ってなきゃならないってわけじゃないのに。」
「ううん。こっちこそごめん。大きな声を出して。」
「せ・・星波」
健人が、私のほうを向いてまっすぐに私を見る。
「な・・何?」
~第三十八話「はぁ?」へつづく~
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小さいときから、夏休みが大好きだった。
宿題がたくさんでるのは、イヤだったけど。
でも、カキ氷を食べたり、学校のプールへ健人と一緒に遊びに行ったり・・・・
中学に入ってからは、夏休みの宿題をやるという名目で
ほぼ毎日紫苑とどちらかの家に行き来していたり・・・・
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とりあえず、私と健人、紫苑は3人とも文系志望ということで
予備校の授業も一緒
予備校が早く終わる日は、3人の家を順番に回ってお互いに勉強を教えあっていた。
人に教えると自分の復習にもあるし、質問をされることによって
また深く設問が理解できたりするのであった。
今の私にとっての楽しみは
8月第一週に庄司君と一緒に行く約束をしている映画「アメジストの夜明け」だ・・・
大切に大切に
いつも使っている手帳にはさんでいたのがよくなかったのかも知れない。
いつものようにフローリングの床においたテーブルから立ち上がった瞬間
健人がテーブルの足に躓いて、勉強机のほうへ倒れた。
その瞬間、勉強机の横にかけていたかばんが床に落ちて中味が散乱した。
「あ・・・ごめん。」
「大丈夫健人?」
紫苑も散らかったものを集めようと机のほうへ近づく。
「だ・・・大丈夫だから・・・・」
私は、テーブルを回りながら、かばんのほうへ行こうとすると
紫苑と健人が二人とも一緒に固まった。
「あ・・・・・」
紫苑は、手帳にはさんであった映画の前売り券を持っていた。
「アメジストの夜明けの前売り・・・・行くの?」
「あ・・・うん。庄司君に誘われて。」
ビクン
健人の肩が大きく動いたような気がした。
「せ・・星波・・・これは何だ?」
今まで聞いたことの無いような低い声で健人が私に差し出したのは、庄司君と一緒に撮ったプリの写真だった。
「だめ・・・返して・・・・」
私は、あわてて取り替えそうとすると写真は、その前に健人からとった紫苑の手に渡っていた。
「せ・・・星波・・・・もしかして庄司君とつきあってるの?」
紫苑も同じく固まった表情のまま私に訊く。
「ま・・・まさか!だったら二人に黙っているわけないでしょ?
その写真は、庄司君が、プリを一度も撮ったことがないから一緒に撮りたいって・・・
で・・・紫苑も知ってのとおり、いろんなポーズを機械に言われたまま撮ったんだよ。
初めてだからわからなかったんでしょ・・・だからそんなんじゃないって!」
いつの間にか私の声も大きくなる。
なんでなんで・・・こんな言い訳をしなきゃならないの?
「ごめん。星波。つきあってるんなら何で、隠しているんだろうって一瞬思っちゃって。
やだね。こういう感情。友達だからって何でも知ってなきゃならないってわけじゃないのに。」
「ううん。こっちこそごめん。大きな声を出して。」
「せ・・星波」
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