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第七十一話「唇の感触」
「そりゃ。怒るわな~」
隣で、オレンジジュースを飲みながら紫苑が、したり顔でうなずいている。
「だよな。でも、あれは、アクシデントであって、ハプニングであって。」
いたたまれない気持ちになって、俺は思わず、話を聞いてほしくて
紫苑をカラオケボックスに呼び出していた。
星波とあんなことになったのに、夜、紫苑を一人で自分の部屋に入れる気にはならなかった。
この心優しい友人は、さっきの俺達の出来事を聞くとそう言った。
「星波にとっては、ファーストキスだったんだよ。」
「俺にとってもだよ!!」
「・・。」
一瞬、紫苑の顔が、鳩が豆鉄砲をくらったような表情になる。
「ぷはぁ・・」
一瞬の沈黙の後、紫苑が、吹きだす。
「ち・・ちょっと待てよ。吹きだすこたぁないだろう!」
顔に血が上るのがわかる。
「はいはい。健人かわいいね。
そっか、お互いにファーストキスがアクシデントだったわけね・・
そりゃ災難だったね。」
災難だったのか・・・
一瞬のことだったけど、星波の顔が、ものすごく近くにあって
星波の、かわいらしい、やわらかい唇に触れた。
アクシデント、ハプニングといわれればそれまでだが、俺にとっては・・・
「あ~あ。健人ったらニヤついちゃって。思い出していたんでしょう!?
星波のくちびる・・ww」
真っ赤な顔が図星だと物語っている。
「はぁ・・でも、大変だよ。
当分星波の機嫌直らないだろうね。」
「ってか、俺は、猛スピードで走ってきた、トラックから、星波を命がけで守ってやったんだぞ。」
「まぁ、それはそうなんだけど、でもきっと星波にとっては、ファーストキスの相手が
庄司君じゃなくて、健人だってことのほうが、よっぽど重大かも・・・」
そんなことはわかっている。
星波がショックを受けていることも
怒っていることも
そして
星波がショックを受けているというこの事実に
一番、この俺がショックを受けているということも・・・・
第七十二話「もうひとつの唇」
へつづく
※恋愛小説「恋花」は、作者のオリジナルフィクション物語であり、登場する人物、団体名は実在するものとは全く関係ありません。
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「はいはい。健人かわいいね。
そっか、お互いにファーストキスがアクシデントだったわけね・・
そりゃ災難だったね。」
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「ってか、俺は、猛スピードで走ってきた、トラックから、星波を命がけで守ってやったんだぞ。」
「まぁ、それはそうなんだけど、でもきっと星波にとっては、ファーストキスの相手が
庄司君じゃなくて、健人だってことのほうが、よっぽど重大かも・・・」
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怒っていることも
そして
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