20:23
来る健太のデビュー戦に京子が応援する事で京子と健太の友情が成立し、手を取り喜んでいたその時・・・
金蔵 「(怒鳴る)オメエ達はなんだ!」
不動産屋の栗山金蔵が血相を変えて入ってきます。
この金蔵、何を隠そう元七曲りの地主で京子と健太の世話人です。
京子 「!・・、何だ、社長さんじゃないですか。驚かさないでくださいよ」
金蔵 「・・・京子じゃねえか。あれ、健太も一緒か」
. . . 本文を読む
顔見知りと言いながらお互いに人となりを知らない間柄。
心の距離は離れてます。
健太に興味を持つ京子が切り出したボクシングに関わる話題は成功したようです。
京子 「ねえ、健太君。今幾つ」
健太 「二十三ですね」
京子 「デビュー・・遅いよね」
健太 「ええ、まあそうですね」
京子 「これまで何してたの」
健太 「それって・・なんですぐにプロにならなかったのって事ですか . . . 本文を読む
20:16
寛子と典子が部屋を後にしてすぐに七曲りから北口に移って来た鳥功の店員小山健太が現れます。
健太 「失礼します・・。誰かいませんか・・・(携帯を見て)ハザマビルの地下一階で・・・間違いないよね。・・・部屋は・・(ドアの外見る)ここしかないからな。後は駐車スペースだもんな。・・・・まあ、言われた通り待ってればいいか」
健太はガランド . . . 本文を読む
20:03
突然のノックに驚いた寛子は気持ちを整える為化粧室の駆け込みます。
現れたノックの主は南口の七曲りで昔からおでん屋万年青を営んでいた影山典子です。
典子は現在北口に移った万年青を、長年連れ添った従業員の福田登和に店を譲り悠々自適の毎日でした。
今日は元南口の七曲りの仲間からこの部屋に集合が掛かり来たのでした。
何事も無かった様に寛子が典子を迎えます。
. . . 本文を読む
2024-11-06 19:24:57NEW !
テーマ:ブログ
ここは東京郊外にある私鉄沿線の北口飲食街。
コロナ禍を何とか生き延びた七曲り横丁の住人達は地主の栗山金蔵の計らいで駅北口の飲食街に集団で区画整理移転を終え営業を再開して一年が経った。
それぞれ店は営業を再開しておのおの地歩を固めていた。
ある日 . . . 本文を読む