NY地図
この旅は、40歳過ぎのNY、ナイアガラの滝、シカゴの旅の時であるが、宿泊先のNYヒルトンホテルから、昼間のウオルストリートのNY証券取引所(NYSE)の見学等の夕食のため韓国焼肉料理店に、行きはブロードウエーの前の繁華街の通りを通り抜け、韓国焼肉料理店で帰りは、二名で近道の裏道を抜け、ブロードウエーの前の工事中のビルの下を抜け、ホテルに戻ろうとしたところ、交差点で、肩が触れ合い、「ソーリー」と謝るが、「ガシャ・・・・・」と瓶が割れる音がした。「ア!」やられたなと思い後ろを振り返ると、野球帽を被った黒人の青年が追いかけてきた。そういう事件が流行っているとは聞いてはいたので、ポッケトに1ドル札から100ドル札まで順番に準備して持っていたが、少しアルコールも入っていたので、逃げ切れず捕まってしまい、「マネー」というので、準備していた1ドル紙幣を渡したつもりが、慌てていたと思うが、100ドル紙幣から渡してしまった。まだ欲しいと言われたが、ノーと断り渡さなかったが、私は「差別主義者」と思ってはいなかったが、やはりそのような目に合うと何となく「やっぱりかと」と思う自分の気持ちに複雑な感情を抱いたものである。「差別」とは案外そのようなことから起きてしまうのではないかと思う次第である。今は、その時の気持ちは全くない。話は変わるが、ブロードウエーでは、ショーを見に行った。「タップダンス」のショーであったが、疲れもあったと思うが、我々のグループは寝てしまった。目が覚めた時は、ショーも終わり、周囲の人達がスタンディングオベーションで拍手をしているところであった。何となく間が悪く、罰も悪く恥ずかしい思いをしたものである。ブロードウエーはそのような劇場がいくつも集まり、毎夜、ショーや映画等が行われているのである。日本にはその様なところが1か所に集まっているところは新宿や渋谷などでもないと思う。アメリカ社会・文化の一面を見た思いがした。前記のような事件は、最近は耳にしないということは、なくなっていると思う。当時は地下鉄も鉄格子などで安全を確保していたが、それも最近は耳にしないので、偶々、私が行った時のNYはそのような時代であったものと思う。(現在のトランプ大統領が不動産価額の下落で不遇の時であったと思う。)
★ブロードウエーが出てくるが、NYのブロードウエーは上記のように、日本では渋谷・新宿でもない娯楽の殿堂であるが、やはり日本では音楽やダンスに対する文化がNYと違うのであろう。盆踊りに見られるように、劇場ではなく地域社会毎に違っているのである。どちらが良いかは「文化」に優劣は付けられないので、(文明は違うが)何とも言えないが、地域社会の音楽・ダンス・踊りは地域性が出てくるものと思われる。単なる欧米のモノマネ
では、余り高い評価を受けないと思う。ただ、そのような日本で受けるには、やはり「欧米の文化」に「日本の文化」を融合させ、やはり、人の「心を打つ」文化を作り上げるという難解な課題が提起されて来ると思うが、如何であろうか?