「床下温水蓄熱ヒートポンプ全館暖冷房」の温水について説明しましょう。
床下暖房にはいろいろな方式があります。
床下空間利用型だと、FFストーブ設置・エアコン設置・電気蓄熱暖房機設置
温水パネル設置などがあります。
床下土間利用型だと、スラブヒーター(電熱線)埋設・温水パイプ埋設などがあります。
志村建設の暖房は床下土間利用型の温水パイプ埋設方式を標準としています。
その理由としては
(1)音が静かである。
エアコンの室内機(吹き出し)を床下に入れる床下暖房も行っていますが、
動作音がネックとなります。FFストーブも同じです。
電気式(蓄暖・スラブヒーター)も静かですが電気代が高額となります。
(2)温度むらが生じない。
暖房機設置の場合、暖気吹き出し口の配置を慎重に検討しなければなりません。
基礎内部の障壁を少なくして、隅々まで暖気が届くようにします。
温水パイプの土間敷設の場合、土間すべての面で放熱します。
低温水なのでコンクリートにも負担をかけません。
スラブヒーター埋設の場合はヒーターが高温となりコンクリートへの影響が心配。
(3)熱源(ボイラー)を自由に選べる。
放熱部と熱源部が別なので、電気・ガス・灯油・薪などを熱源としたボイラーが使えます。
ボイラーは故障すれば交換可能です。