毎週木・金曜は八軒自然科学クラブの話です。今回は昨日(R5.8.24)の続きで、6月に行っていた小樽自然の村でのキャンプについて書きます。
このキャンプには3つの目的がありますが、3番目の「自然の中で自分の興味のある事を見つけ、有り余る時間を楽しく過ごす練習として」は、まぁ、おまけみたいな目的だった…と書きました。もっとも、指導員が最も力を入れていたのは、この3番目の目的に関する部分だった…とも書きました。
指導員は何をしていたのか…色々とやっていたのですが、全員が必ずやっていたのが「山ウド採取」です。
小樽自然の村からは、あちこちに林道が伸びていました。山の林の中をハイキングするため、とても林道が整備されていたからです。そして、この林道を6月頃に歩いていると、びっくりするくらい山ウドが見つかるのです。生えてきたばかりの30cmくらいの山ウドもあれば、1mくらいに成長した太い山ウドもあります。自分の食べたい山ウドだけ選んだとしても、1時間ほど歩けば、30Lポリ袋にいっぱいの山ウドを採る事ができました。
採った山ウドは、あまりにも沢山あるので、その場で全部を調理するのは大変です。そのため、大半は持ち帰って家で調理します。
ただ、せっかくなので、根元の部分を3~4本選び、皮をむいて茹でて試食会を行っていました。
採れたてを茹でていますから、味噌を付けて食べるだけでも超美味しいです。「美味い!」と言って指導員が食べていると、6月のキャンプに参加した子供たちが、興味深そうに集まってきます。そこで我々指導員は、『ブラック・クローバー』に出てくるチャーミー先輩みたいに、「食べてみぃ」と声をかけ、子供たちは魔法にかかったかのごとく手を伸ばします。そして、一口でも食べたら最後、「美味い!」「美味しい!」と言って、手が止まらなくなってしまうのです。
恐るべし、山ウドの魅力!!!!!!!!
山ウドの魅力に取り付かれた子供たちは、自分たちでも山ウドを採取しようとし始めます。中には、「去年、持って帰ったら家族が大喜びしたので、今年は母さんから『いっぱい採ってきて』って言われたんだ」という子もいます。あるいは、「先生、山ウドの生えてる場所が見つけられないので、見つけ方を教えてください」と言ってくる子もいます。私も、そんな風に頼まれて、山ウドの見つけ方を教えた事が何回かあります。
ちなみに、小樽自然の村では山ウドは「雑草」扱いです。林道整備の際に、他の雑草と一緒に刈り取られて捨てられます。だから、林道を荒らさないように気を付けている限り、山ウドは採り放題でした。
最後に、この最終段落まで読んでくださり、本当にありがとうございます。今日または明日、貴方が良い一日を過ごせるよう願ってます。