水曜は、八軒自然科学クラブの思い出話です。ここ2回ばかり続けている羊蹄山登山話、今回が最終話です。
羊蹄山の山小屋で仮眠を取り…と言っても、寒くてあまり眠れませんでしたが…4時頃、起きて身支度を始めました。そして、4時半頃だったと思いますが、山頂目指して出発しました。
この時間に出発するのは、羊蹄山の山頂で日の出を見たい…まぁ、それが無理なら、せめて日の出の少し後くらいの太陽を見たい…からです。
十分には眠れていませんし、厳しい登りで疲れています。みんな、ほとんど無口な登山でした。
やがて、5時半か6時だったと思います。ようやく山頂に到着しました。
日の出には間に合いませんでしたが、そんなに高くない状態の太陽を見る事が出来ました。一応、達成感です。
山頂で何かやったような記憶もありますが、ほとんど覚えていません。
この後、そのまま下山し、ベースキャンプにしているキャンプ場に戻りました。キャンプ場は夏らしい暑さで、「あ~、寒くなくて天国だよ」って感じです。安心して疲れが出てしまい、子供たちも指導員もテントで昼寝をしたのでした。
この羊蹄山登山、覚えているのは、ひたすら大変だった…と言う事だけです。何故、そんな印象しか残らなかったのか、改めて考えてみました。
第一の理由は、登り道が面白くなかった事だと思います。景色を楽しみながら登れる訳ではなく、暗くなってからはライトで照らしながらの登りなので、ますます景色が楽しめません。
第二の理由は、やはり山小屋が寒かった事でしょう。あまりにも寒すぎて、辛い記憶が刻み込まれてしまいました。
もっとも、第二の理由については私たちの責任が大きいです。そんなに軽装で行った訳ではないのですが、まぁ、確かに冬山登山並の準備はしていませんでした。「羊蹄山を甘く見ていた」と言われれば、その通りだと思います。
いずれにしても、余りにもキツイ印象ばかりが残ってしまったため、この後の周年行事で羊蹄山登山の案は、全く出てこなくなったのでした。
…と言う事で、この最終段落まで読んでくださった皆様、本当にありがとうございます。今日または明日、皆様が良い一日を過ごせるよう願ってます。