とちぎの「おいしい」

とちぎの食を紹介します。とちぎの食産物や伝統食などアレンジも加えて自由な感覚で紹介していきます。

とちぎの「おいしい」 第117話  黒米のおやき

2013-04-09 10:00:11 | 栃木の郷土食
黒米1:もち米2:白米1の割り合いで炊いたお米を、平丸型にしてさらに軽く醤油を塗り、焼いたものです。

この黒米は小山市にある「日光二荒山神社かがみ講」という献上米を作っているところのお米です。
炊きあがった黒米は赤飯とそう変わりない風味です。もち米と炊き合わせることで成型しやすくなります。

なにしろ神様に奉げるという縁起ものですから、清めの力にあやかりたく存じます。

笹の葉に巻いたもち米が、峠を越えて一服しようと笹の葉をあけたらだんごになっていた、などという話を聞いたことがあります。自力で山を越えて行ったような時代、うるち米だけのおむすびより、ちょっともち米が入っていたほうが崩れずに食べることができたのでしょう。
私もおむすびを作る予定の時には、もち米を3分の1程度いれて炊きます。

黒米は大量に生産されているものではありませんので貴重なお米です。


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