白珠だより

札幌にて美人画と武者絵を扱っております白珠画廊のブログです。

おぱよー♪

2009-07-28 | 画廊の様子
朝がきたのよ♪あさだよ。

ママが歌っているのよ。

朝はどこからくるのかな?あの山越えて雲越えて光の国からくるのかな♪

いえ、いえ、そうではありません。
それは希望の家庭から♪
朝が来るくる朝がくる♪
お早う♪おはよ♪

BY きくのすけ

御宿かわせみ

2009-07-24 | つれづれ
毎週月曜日 朝10:05~NHK総合テレビで再放送されている「御宿かわせみ」。
わたしが毎週こよなく楽しみにしているドラマです。

江戸の大川端にある小さな旅籠“かわせみ”。そこに投宿する様々な人々を巡って起こる事件の数々…。
事件の渦の中に巻き込まれながら、宿の若い女主人るいと恋人の神林東吾の二人の絆はしっかりと結ばれていきます。

おるいさんと東吾様の恋模様ももちろん気になるところですが、一番楽しみなのは、おるいさんのお着物と簪です。最近の放送で着ていた藤色のお着物が、高島礼子さん演じるおるいさんによく似合っていました。島田に結った髪に挿した珊瑚の簪も華を添えていました。

おるいさんは気品があって美しくて、でもとてもかわいい女性で(おきゃんなところもあるのです)とても魅力的な女性です。焼きもち妬きなところもかわいらしくて好き。

『御宿かわせみ』の原作を常に手元に置いたり、画廊の美人画を見るときにはおるいさんと重ねたり・・・周りのありとあらゆるものをかわせみと関連づけてしまいます。

そんな中で、おるいさんみたい…といつも思いながら見ている絵を一枚ご紹介します。
上村松園の「若葉」。
東吾様の訪れを待つおるいさん・・・。
「待つ嬉しさ」。そんな思いが描かれているように思えます。


☆R・Y☆

団扇

2009-07-24 | 画廊の様子
前髪立ちの若衆が役者の紋や花鳥風月の図柄の団扇を売る姿が浮世絵に描かれています。
このように団扇売りは水売りや虫売りなどと共に江戸の風物詩であったと本にあります。
そのかたち(円形)や表裏があることの特性を活かして北斎、国芳や広重が腕を奮ったそうですが消耗性が高く今残っているものは少ないのだそうです。
幕末には江戸名所や雪月花など揃物などとして製作されました。
現代では扇風機やエアコンが大いに普及していますがそれでも火をおこす、ご飯を冷ます、涼しさを送る等とその折々に活躍しまた表に描かれた絵や文字などはまだまだ私達の眼を愉しませてくれています。

§S.Y§

おやつタイム(7/24)

2009-07-24 | 画廊のわんこ
今日のおやつはスキレットで焼いた、美味しい
オートミールクレープ。

ぐりとぐらのお話しに出てくるような、卵たっぷりの美味しいおやつです。

お行儀良く「いただきます」をする金太郎くん。
(でも眠そう・・・?)

オートミールクレープは、ウー・ウェンさんの
レシピです。
間にメイプルシロップをたっぷりはさんで、5枚
ずつ重ねて頂きました。

生地を寝かせる時間も必要ないのですぐ出来ますし、
オートミールのもちもち感がなんとも言えない
美味しさです♪

誰かお友達が来ないかな…?

胸きゅん

2009-07-20 | 画廊の様子
いよいよオールスター2009年の野球の祭典が近づいてきました。こちらの画廊は白玉でも白球でもありません。白珠(しらたま)画廊です。スタッフは皆、野球が大好きです。皆さまのお好きな選手は?ご一緒に応援出来たら楽しいですね。
先日、ご紹介した絵を再度ご案内します。

櫻井幸雄

出番のないベンチ

シルクスクリーン

1、北国の球場
2、入団希望

この二枚の絵をご覧になったらきっと皆さまのそしてお子さんの幼ない日を思い出されるのではないでしょうか。イチローやダルビッシュ、まー君もこんな少年だったのですね。


§S.Y§

ひかりほのかに

2009-07-18 | 画廊の様子
夕べのオークションで見つけたこのらんぷはまるでグリーンゲイブルズのアンの部屋においてあるような可愛い姿をしています。これから何時までもこの白珠画廊の絵の中の美女たちに優しく光りをあててくれることでしょう。

§S.Y§

珈琲たいむ

2009-07-15 | つれづれ
近頃、ミルで好きな豆を挽いて珈琲の香りをゆっくり楽しんでいます。

「珈琲」と書くと、「コーヒー」と書くよりも、なんとなく香ばしいような美味しそうな感じがしませんか?
「コーヒー」には「珈琲」以外にも「可否」「可非」「骨非」「骨喜」など色々な当て字があります。

中でも一番使われているのは、蘭学者の宇田川榕庵が使い始めた「珈琲」ではないでしょうか。

榕庵は[女性の髪飾り]の意味を持つ「珈」と[玉を通して連ねた飾り]の意味を持つ「琲」の字を用いて、赤い実がたわわに実るコーヒーの木の様子を表したとのことです。

何気なく使っていた「珈琲」の字には、そんな素敵な意味があったことを最近知りました。
ますます珈琲たいむを楽しめそうです。

最近のわたしのお気に入りの珈琲は、大和屋さんの“マハラジャ”。
大和屋さんには他にも“クリスタルブレンド”“サントスピーベリー”など、美味しい珈琲があります。
その他にも素敵な和の器や和小物を扱っており、美味しい珈琲を試飲しながらゆっくりお買い物をすることができます。
美味しい珈琲を頂きながらの“和のこころ”探し、おすすめです。


★☆★大和屋  札幌月寒店★☆★
札幌市 豊平区 月寒東2条16丁目2番15号
(011)857ー8511

★☆★大和屋  札幌西町店★☆★
札幌市 西区 西町 南7丁目2番31号
(011)665ー8111



R・Y

しらたま。

2009-07-13 | つれづれ
わたしの大好きな古典文学のひとつに『伊勢物語』があります。

好きな和歌や説話がいくつもありますが、なかでも一番好きなのが
「芥川」の段です。


昔むかし・・・
ある男が、さる高貴な姫君に恋をします。想いを抑えきれずに
姫君を連れ出し、夜道を逃げます。芥川という川を渡った時に、
背負われた姫君は男に問います。
「あれはなぁに?」草の上に輝く夜露でした。
屋敷の中で大切に育てられた姫君だった為、恐らく初めて見た
光景だったのでしょう。
その後、心配して追って来た兄達によって姫君は連れ戻されてしまいます。

実らぬ恋を悲しんだ男が詠んだ歌が
「しらたまか なにぞとひとの問ひしとき 露と答へて消なましものを」
(「あれはなぁに?真珠?」とあなたが聞いた時「露です」と答えて
わたしも一緒に露となり、はかなく消えてしまえば良かった)

夜露を知らずに「あれはなぁに?」と訊ねた姫君の無垢な愛らしさは、そのまま
“しらたま”=真珠のようです。


真珠は古代から“月のしずく”“人魚の涙”と呼ばれ、世界各地で珍重されてきました。
わたしは“しらたま”との呼び名が、純粋な愛らしい姫君のようで真珠には一番ふさわしい
呼び名のように思います。

古典文学を詠んでいると、いろいろな古い言葉に出会います。まさに“和のこころ”です。
現代小説も古典文学も、どちらも楽しめるのは現代に生きるわたしたちの特権とも言える
のではないでしょうか。

古典文学の中で、色々な“和のこころ”探してみませんか?

☆R・Y☆


「浴衣の人」

2009-07-12 | 取り扱い作品のご紹介
緑深い夏がやってきました。
画廊を終えて夕暮れの街へ一歩踏み出すと
浴衣姿の女性たちがちらほらと目に留まります。
思い思いの髪型、メイク、浴衣の柄はレトロからモダンなどと自由で
個性がキラキラしています。

白珠画廊の夏の一枚は竹久夢二の「浴衣の人」です。
大正ロマンの時代を担った作家の一人、夢二は今なお乙女心をくすぐります。
 
夢二のテキスタイルを浴衣に仕立てたゆかたの本も併せてお楽しみ下さい。

S.Y

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