白珠だより

札幌にて美人画と武者絵を扱っております白珠画廊のブログです。

Happy X'mas !

2009-12-23 | 画廊の様子
毎年、真っ白な美しい花びらが降りはじめると何枚かのCDを取り出して
聴きたくなります。
教会のクワイヤーがハミングする賛美歌に耳を傾けると心が優しく静かになっていきます。
皆様はどんなクリスマスのスタンダードナンバーがお好きでしょうか。
I saw mommy kissing SANTA CLAUS last
night と弾んだボーイソプラノの幼い歌声が響いてきました。
そう、JACKSON5のあの少年です。
Oh!Michael!と叫んで胸がきゅんと痛みます。

そして今、声を大にして歌いたい曲は’HAPPY XMAS’です。
John Lennon & Yoko Onoのオリジナル クリスマスソング
ですが、きっとすばらしいスタンダードナンバーになって歌い継がれると思います。

         A very Merry Xmas
         And a happy New Year
         Let’hope it’s a good one
         Without any fear

         War is over if you want it
         War is over now
         

         
    Happy Christmas & a Happy New Year
      
 
         to you    s.y     

恋の道行

2009-12-20 | 画廊の様子
今日の一枚   <現代道成寺>  宮下壽紀 (ひさのり)
                      

                      長野県上田市 (1922~)

                      肉筆 シール 8号
                      
         後藤芝香、伊東深水氏に師事
         今日舞妓の四季など浮世絵の伝統を踏まえて新しい
         日本画を追求した作品を送り出している。

道成寺物語は能を歌舞伎に仕立てた道成寺物として多くの歌舞伎舞踊を生み出し、
江戸時代からその決定版ともいわれる作品の京鹿子娘道成寺など今日に
引き継がれて上演されています。
道成寺の踊りは組曲で道行、手踊り、鞠唄、花笠、手ぬぐい、鞨鼓、鈴太鼓、
鏡、祈り、蛇体などから成り衣裳の引き抜き、ぶっかえりなど技巧をこらした大変に豪華な舞踊になっているといわれます。
何回も変化する衣裳の模様は桜が満開で、演ずる女形の役者さんがその美を競って
います。主人公の白拍子花子は安珍清姫伝説の清姫の霊という設定で若い女性の
綾なす恋心を狂おしく切なく美しく踊り分けて、歌舞伎所作代表作となりました。
花子の’花’とは’桜’日本の花です。
窓の外はあたり一面雪です。桜の蕾はまだまだ眠っていますが、絵のなかの
桜の舞台は華やいでいます。

               宮下氏の作品はこの他 <鞨鼓道成寺>
                          手摺木版

がございます。         s・y                                                          

                      
                       

pale December

2009-12-17 | 画廊の様子
冬は十二月、一月、二月?それとも十一月と三月を足したほうが正しいのでしょうか。
北海道の冬はなんて長いのでしょう。
冬はなかなか終わりません。
寒がり屋の私は臆病な毎日を過ごしてしまいます。


イギリスの冬は七月に終わって、八月にまた始まる。とある詩人がうたっています。
ロンドンの街は霧につつまれて、ほのかな街灯の金色や橙色が通りを優しく包み人々を守ります。
しかし、ロマンあふれる霧の街でも太陽がなかなか顔を出さないのはさぞ憂鬱なことでしょう。

今年の十二月、私達の街はどんな冬の佇まいでしょうか。
ちょっと一息ついてゆっくり辺りを見回すと、そう、色がありません。
あのふわふわの白い雪、’温かさ’さえ感じさせてくれるあの美しい雪がまだなのです。
ななかまどの実の赤、トドマツの葉の緑、凍る夜空に瞬く星達も真っ白な雪が
あるからこそ見えてくるのですね。

でも、大丈夫!間違いなく天からの贈り物はやってきます。ホワイトクリスマス
はやってきます。
神様はきっちりとすべてを約束どおりに守って下さいますもの。

窓の外はまだ色のない十二月です。
そこにそっと色を添えてみました。
ホワイトクリスマスになりますようにと祈りながら。

                   S・Y



お遊びころころ

2009-12-12 | 画廊の様子
ふとしたことからこの仔たちに出会いました。

         圓山応挙 (1733~1795)
         中国の写実画法の影響を受けて自然観察を基に
         山水、花鳥、人物などの写生画を日本画の中に
         取り入れてその近代化に貢献しました。

これは応挙の狗子図の絵を基に布に織ったものです。(川島織物謹製)
帯に仕立てて楽しんだ後に傷みのない部分を切って額装にしたのでしょうか。
ころころ転げまわっているこの仔達を眺めていると心から楽しくなってきます。

我が家のわんこたちの仕草が重なります。

布のなかに織られたころころ狗子達は決して私を困らせたりはしませんが、
うちのわんこ兄弟はいたずらっこ!いつも追いかけっこで大暴れ、おそそうも
するし、おねだりもきりがありません。あれもこれも大変です。
クリスマスにはタンタタン(サンタさん)はくるのかしら?


                   s・y


蛇の目

2009-12-09 | つれづれ
 お料理用の日本酒を買った時に、おまけでついてきたお猪口です。

このお猪口は利き酒に使うもので、通称“蛇の目”と呼ばれるものです。
白地で、底面に紺色で二重丸が描かれたものをそう呼びます。

この“蛇の目”の二重丸について少し調べてみましたら、面白い使い方をすることがわかりました。

利き酒をするときは、まず、この蛇の目に八分目までお酒を注ぎます。
そして、白地の部分で色を見ます。
 青みがかったものは新しいもの。
 黄色みがかったものは古いもの。
 赤みがかったものは鉄分を含んでいるので良くない
という判断をするそうです。

次に白地と紺色との境目で透明度を見ます。
 透明度が高いものは炭素による濾過率が高いため、淡い風味のものが多いそうです。

お酒を頂く前に、ちょっと二重丸でチェックするのも楽しそう‥‥‥。
舌で味わう前に、目で楽しむ。そんな感じでしょうか。

さて、今日のお酒はどんなお酒でしょう?

                             R・Y

白鳥映雪 美の創造

2009-12-05 | 画廊の様子
    「佳日」   白鳥映雪 1912~2007年  長野県小諸生まれ

 人生の出会いと別れとは様々な形で思いがけずやってきます。
   
佳日~喜びの日は私達の日々の歩みの中で幾たび訪れてくれるのでしょうか。


特別の思いで迎えるよき日とはそれに出会う人の魂が最高に輝く日です。


画家 白鳥映雪は苦難の人生を歩みましたがそれらに正面から立ち向かい、
美を追い求める道に不屈の精神を注ぎ香り高い芸術の光を創りあげました。

師の伊東深水画伯の美人画の伝統を受け継ぎ、魂の透明さと限りない美への
憧れを観る人に伝える作品を生み出し続けました。

故郷長野県小諸高原美術館のなかに白鳥映雪舘があります。

KT三条ビル2Fの当、白珠画廊には「佳日」他、映雪画伯の作品(肉筆)がございます。
皆様のお越しを心からお待ちしております。
                         s・y

きらきらまわる

2009-12-02 | 画廊の様子
冬枯れの寂しい佇まいのなかに赤や黄、緑の可愛い色たちを走らせてみました。

クリスマスを迎えるまでの四週間をAdvent(待降節)といいます。
つまりキリストのお誕生をお祝いする準備の日々のことです。
世界中のあちらこちらでこの日にあやかってにぎやかなお祭りが繰り広げられま
す。

澄みきった夜空に煌くお星様と一緒に我が家のきらきら星たちも光の環を
創りながらくびをながくしてこの日を待っています。
           
                   S・Y

心の窓と心の鏡

2009-12-01 | 画廊の様子

毎朝、起きぬけに洗面台の鏡の中の私に’おはよう!元気?’と声をかけます。
手のひらいっぱいのほわほわの泡の中からほのかな甘い香りが広がります。
この真っ白な美しい泡はいったいどこから生まれてくるのでしょうか。

柔らかなメレンゲを頬、額,鼻のてっぺんそれからあごにとのせてから
丁寧に全体を包みこんでやさしくやさしくみがきます。
なんだか心の隅々までも洗われていくような清々しい気持ちになります。

瞳は心の窓といいます。毎朝、鏡に映った’私’は風邪気味ねとか、うきうき
してるのねとか、何かあったのと私に話しかけてきます。

顔は心の鏡とでも云えましょう。
いつも、身も心も美しくありたいと願っています。

さて、この真っ白な美しいほわほわの泡の正体をご披露いたしましょう。
北海道の深海の水、塩、そして蜂蜜から生まれました。
北海道の自然素材をたっぷり使った美肌洗顔ソープ Wellbeingの
プレミアムハニーソープです。

海の泡から生まれた女神ビーナスのような輝きの美を造りだしてくれることを
信じて楽しく真の美しさに近づいていきたいものです。

ほら、子犬がお味見していますが、安心安全の石鹸です。




                            S・Y      


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