福岡万葉散歩

街の様子や木々や草花を眺め乍ら、先人の俳句や和歌を織り込んで、今の季節を楽しみたい。たまには万葉散歩も楽しみたい。

2008.3.28(金) 対馬紀行・対馬空港から浅茅(あそう)湾を見て福岡に向う

2011-09-29 | 旅行記

  今日の街角風景は、対馬空港から浅茅(あそう)湾を見て福岡に向う風景である。

  魏志倭人伝に記された対馬の地名が21世紀の今でも毎日使用されている。平成16年3月に

  対馬は島全体が一つになって対馬市が誕生した。そして厳原、美津島、豊玉、峰、上県、

  上対馬などの島の地名も安易に改変されることはなかった。

  民族学者の谷川健一氏は次のように言っておられる。

    地名は単なる記号ではない。日本人の情緒を触発する媒体である。歌枕の多くは地名

    である。この歌枕をたどって芭蕉の「おくのほそ道」の旅はつづけられた。地名はまた、

    「大地に刻まれた百科事典の索引」である。地名は更に「時間の化石」である。・・・と。

万関橋を渡って対馬空港に近づく

       万関橋(まんぜきばし)は、明治33年、日本海軍が艦船の航路として人工的に開削した

   瀬戸に架かる橋で、現在三代目となる。

  対馬空港前から白嶽(しらたけ 519m)を遠望す

対馬空港   ヤブツバキの花が咲いている   対馬は「つばきの島」である

対馬空港売店  さざえと真珠のブローチをお土産に求める

福岡行きのB-737が入ってきた   懐かしいドルフィン号だ

空港を飛び立ち浅茅湾(あそうわん)上空へと上昇する

浅茅湾(あそうわん)

浅茅湾(あそうわん)

   魏志倭人伝のレポーターは、この浅茅湾(あそうわん)に入港し、対馬国を紹介したのでは

   ないかと思えてくる。波静かな浅茅湾(あそうわん)に入れば、安泰であったに相違ない。

浅茅湾(あそうわん)を見て、眼下の対馬空港をあとにする

機は福岡市の大濠公園を見て、福岡空港に着陸する。

これで対馬紀行を終える


最新の画像もっと見る

コメントを投稿