城と歴史歩きを楽しむ

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山城中心に城巡りと歴史歩きを楽しみましょう!

近江・彦根城 国宝天守も良いが、石垣もすごい!

2018-12-19 | 歴史

彦根城は滋賀県彦根市にあります。関ヶ原合戦の後に井伊直政が佐和山城で死去すると、長男の直紹が彦根城を築きました。
 三重三階の天守は京極高次が築いた大津城から移築されたといわれ、昭和27年国宝に指定されました。
 彦根城は何度か訪れていますが、過日 東海古城研究会の日帰り見学会で訪れた時には、普段は立ち入りが許されていない場所の見学もできました。
 ベテラン会員さんの幅広い交流から、各地の学芸員さんや教育委員会の担当者さんなど専門の方に特別に案内していただける場合もあるのが、見学会の楽しみの一つです。


鐘の丸石垣下から天守方面を見る
普段立ち入れない鐘の丸石垣です。積んだ時期が違う石垣、石の種類が違う石垣など専門的な説明がありました。


石垣の境目の説明を聞く
鐘の丸南面の石垣、積んだ時期の差が石垣の境目となって残っている。専門の方の説明を受けて一同納得。


大手門登り石垣を上から見る
登り石垣はこの上に土塀が築かれていました。彦根城には複数の登り石垣が残されていますが、土塀は残されていないようです。


井戸曲輪の下から石垣を見上げる。その高さに驚く!
黒門口へ下る途中の井戸曲輪の石垣は湿気が多い場所らしく、苔が生えていました。ここから見上げると本丸の石垣も見えて、大迫力です。
 彦根城を訪れたときには黒門口へ下って、この石垣群を見逃さないようにしましょう。


表門口の竪堀と登り石垣を見上げる 奥に鐘の丸が見える
ここも、普段は立ち入れない場所です。大手門登り石垣とセットで侵入者が内堀をわたって本丸へ向かうのを阻止する機能だったようです。侵入者は鐘の丸の高石垣をよじ登るしかないので諦めることでしょう。


佐和山城から彦根城を見る
佐和山城からは彦根城の全体をよく見ることが出来ます。佐和山城は廃城になり、入山が禁止されたのもうなずけます。

彦根城天守の美しさも見どころですが、石垣も素晴らしものでした。特に個人では見ることが出来ない場所も見ることが出来、大満足の見学会でした。



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