この景色が出て左手のもの。
正面にドーム状のミストサウナがある。
室内は暑い霧状態で、真ん中に源泉をたたえた円形の浴槽がある。
赤茶色に濁った湯につかると、室内の温度よりも低いのでひんやりとする。
温泉独特の鉄臭い臭いがする。
ここでタオルをその湯に触れさせてはならない。
後でいくら洗っても茶色いシミがとれなくなる。
源泉につかって寝っ転がる。
上を見ると、プラネタリウムを連想させる照明。
室内は暗く、バリを連想させるようなヒーリング・ミュージックが
BGMとして流れ、いくつかある丸い小窓から差し込む日の光が
霧に当たって帯のように映る。
死んだらこういうところへ行くのかなあ などとつい考えて
しまう。
いっそのことこのドームごとプラネタリウムにすれば話題を
呼ぶのにとは思うが、費用がかかるのだろうと想像する。
外に出ればそこは別世界。
左手奥に「歩行湯」がある。
以前「ぷちショップ」仲間の熊本のT田くんから聞いた話を
思い出す。
彼のお父上が以前重度の椎間板ヘルニアを患った折りに
この水中歩行で完治した挙げ句に、贅肉がとれて立派な
体に変身したというものだ。
理由はよく判らないが、水の浮力が腰の筋肉を無理させずに
鍛えるらしい。
私も同じ爆弾を持病として抱えているので興味深い話である。
先に入っているお年寄りの会話で、その方は60周を日課
としているようだ。
小さな細長いプールのようになっていて、壁に沿ってと、
真ん中にバーがあり、そこを歩いてぐるぐる廻るように
出来ている。
1周で10mといったところだろうか。
底には小石が埋め込んであって、それぞれが突起するように
なっており、足のツボを刺激する効果がある。
自分が起こす波を眺めながら歩くのはなかなか乙なものだ。
何周廻っていいかわからないので取り敢えず30周を目安に
始めるも、軽かったので、60周廻ってみた。
もし、効果を期待して取り組むなら最低100周といった
ところかな。
手前にはでっかいたらいのような檜風呂がある。
湯の中には備長炭。
そこで持参した雑誌をゆっくり読んでいた。
すると、作業服姿の人が3人、何やら設備の確認作業のような
ことをするために入ってきた。
ネームに「ICHIMIYA」とある。
ふ~ん
ここは一宮グループの店なんかな?
こちらは裸なので、違和感がある。
とっとと作業を終えて出ていって欲しいなあ くらいのことを
頭の片隅で思いながら読書を続ける。
どのくらいたっただろう。
感覚としては30分近くになっただろうか。
別に入浴客に気をつかう風もなくガヤガヤ話し合いながら
あちこち移動する。
やがてそのうちの一人に電話が掛かる。
この辺りでイライラしてきた。
でも、まああちらも仕事なのだからと辛抱することにする。
が、また電話がかかって、更に大きな声で長電話をする。
流石に堪忍袋の緒が切れた。
「あんたら何者?」
「ここの人?」
甲「・・・・・」
乙「そうです・・・」
丙 電話中・・・
「客商売やろ?いい加減にして欲しいなあ。」
「平気で電話で長話するし、イライラするんやけど!」
甲「・・・・・」
乙「すみません・・・」
丙 相変わらず電話中・・・
と言って出ていった。
やっぱ、言う方も後味が悪い。
でも、折角いい設備を作っても、人に「もてなす」心が
ないのではサービス業なんてやるべきではない、
と思ってしまうのだ。
酒の宝島携帯用HP
携帯からはリンク出来ないようです。
STJ@posh.jp に空メールを送れば到達方法が届きます。
ここ、いいですねぇ。すごく行ってみたくなりました。
でもそういう無神経な人たちがいるとちょっと興ざめですね。
困ったものでしたね。
最近はその延長で半身浴もします。
あのタラーっというか、後から後から汗が噴き出
す感じが良いですなあ。
でも、昨夜もそうでしたが、これから先は注意し
ないと風呂から出ても汗が止まらなくて、もう1
回はいんなくちゃになっちまいます(笑)