わにの日々-中西部編

在米30年大阪産の普通のおばさんが、アメリカ中西部の街に暮らす日記

サンディー後始末

2012-11-03 | 日記
「俺がハマーだ!」25周年記念でDVD-BOX発売だって聞いたので、うおおおー!これは買うしかないっ!って、ものすごい勢いで、Amazon.co.jp行ったら、既に在庫切れ、入荷時期は未定だって。しょぼーん…ですよ。もう25年も前の番組だったのかぁ。滅茶苦茶で面白かったな。吹き替えが素晴らしかったんですよね。また観たい。

 さてさて、アメリカ東海岸に吹き荒れたハリケーン、サンディの置き土産で、未だ交通機関や電気が復旧していない地域も多いのですが、選挙のためのポーズもあってか、積極的に救済・復旧に乗り出したオバマ政権の行動の早さもあって、2005年にニューオリンズを襲ったカタリナの時ほどの二次被害は免れそうです。カタリナの後始末で出遅れ、散々非難された、米国の災害対策機関・FEMA(連邦緊急事態管理庁)は、あれから教訓を生かして改善され、今回はちゃっちゃと働いているらしいですが、2012年には、7年前にはなかった新たな課題も湧いてでたそうで、そちらの方の対策にも負われているそうです。その新たな課題というのは、ハードではなく、ソフトの対策。

 東日本大震災の際にも、情報を迅速かつ確実に伝達する方法として大活躍した、ツイッターやフェスブックは、たとえ停電の中にあっても、スマートフォンを通じて状況を報告できるなど、遠い地にいて心配する家族や友人に現状を伝える手段となっています。私も、阪神大震災の際には、実家との連絡が繋がるまでは気がきではありませんでした。今回は、マサチューセッツ州の大学に通う姪が、アイフォンからファイスブックに逸早く、停電中ではあるけれど無事だと伝えてくれたので、胸をなでおろしました。

 でも一方で、社会不安をあおりかねないデマも、ソーシャルメディアを通じて、あっという間に広範的に拡散してしまうので、FEMAはその対策にも負われているんだって。デマの全てが悪意によって生まれ、広がるものではないけれど、人々が不安の中にあって。藁にもすがる思いでいるときや、怒りをぶつける対象を求めている時には、実に危険な武器となりえます。テロリストの皆さん的には、うまく使えば安価で手間もかからない、随分とおトクなテロ工作になりそうなんですけど、案外やんないものだな、なんて私は感心してるんですが。倫理的にそういうのはキライなのか、自爆みたいに華々しくないからつまらないのか、単に暴動を引き起こせそうないいデマが思いつかないのか、そのへんの事情は知りませんけどね。

 ともあれ、デマに対抗するため、FEMAは自ホームページ等で、事実の発信に務めているそうですが、人の口には戸が立てられないもので、とてもじゃないけど、追っつかないらしい。ハード面では、カタリナの経験を活かして、随分向上されたようですが、今後は情報伝達方法が課題になりそうですね。


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