ディズニーのCGアニメ「シュガー・ラッシュ」を見てきました。日本の公式サイトはここ。お子様向け映画のはずですが、良く出来だお話で、意外なほど楽しめました。10歳以下と思しき子供連れの観客ばかりでしたが、小さな子には怖すぎるシーンもありましたし、レトロ・ゲームや、PG-13のゲームを知っていないと、解らないジョークも多かった。知合いとその娘さんと一緒でしたが、彼女も楽しんでいたとはいえ、無理やり付き合わされてボヤいていた息子たちの方が、結局は、お馴染みのキャラクターの登場を面白がっていたような感じもしました。この映画、実は子供を持つ、アラフォー・アラサー世代が真のターゲットであると考えれば納得がいくような…
夜のゲームセンター、閉店と同時にゲームのキャラクター達は仕事を終えて、自由にゲーム同志を行き来してオフを楽しむという設定は、トイ・ストーリー等でもお馴染み。主人公の、Wreck-It Ralph(壊し屋ラルフ)も、悪役のグループセラピー集会に参加して、ゲームの主人公、Fix-It Felix・Jr.(修理屋フェリックス・ジュニア)は、共演者たちに愛されチヤホヤされるのに、自分が悪役で同じゲームの他のキャラクターたちに嫌われている苦悩を訴えたりしますが、他の悪役たちには理解してもらえない。フェリックスのようにメダルを手に入れれば、皆に認めてもらえると思ったラルフは、ヒーローズ・デューティーたるゲームに忍び込んで、念願のメダルを手に入れますが、脱出ポッドを誤作動させて、ゲームを食いつくす電子虫のサイ・バグズもろとも、お菓子の国のレース・ゲーム「シュガー・ラッシュ」に迷い込んでしまいます。そこで、バクキャラのヴァネロパと出会って… ってのが大筋。
Sugar Rushとは、糖分取りすぎてハイになっちゃうことなので、お菓子の国であることと、レースをかけてあるのでしょう。設定は甘く、キャラクターたちも可愛いんだけど、実はマッハGo!Go!Go!ばりの過酷なレースが展開されたりします。オリジナルのタイトルが「Wreck-It Ralph」と、ドンキーコング風の主人公の名前なのに対し、邦題は「シュガー・ラッシュ」と、ピンク、ピンクしたお菓子の国のほうが前に押し出されてるのは、なにか面白い。
メインのストーリー自体は分かり易いく予定調和で進むのですが、小ネタが効いているし、伏線も上手く活かされていて、見終わった後に、ほんわか心が暖かくなるような満足感がありました。エンドクレジットに、可愛いアニメと一緒に、私の好きなアウル・シティーの、「When Can I See you Again?」が流れるのもポイント高し。しかし、この曲、アウル・シティーの出世曲である「Fireflies」と酷似してるんですけど… そうそ、挿入歌にAKB48も参加してます。ちょろっとだけど、ちゃんと本編で流れます。
ヴァネロパは、日本のアニメキャラを意識したそうですが、日本のアニメを見慣れた日本人の私的には「はぁ?」でした。動きや仕草にパワーパフガールズみたいな、アメリカのアニメ独特の可愛らしさは感じたけど、日本のアニメキャラ的な可愛いさや萌えとは異質のものだと思う。敢えて、日本のアニメキャラっぽいところは、お目々が大きいとこ?でも、超小憎たらしい小娘が、どんどん可愛く思えてくるようになるのも、やっぱり脚本の妙でしょう。しかし、AKB48の起用も含め、かなり日本市場を真剣に狙ってますな。
ラルフ、ヴァネロパだけではなく、ラルフを連れ戻しに来たフェリックス、シュガー・ラッシュの世界を救うためにフェリックスと一緒に来た「ヒーローズ・デューティー」の女コマンダー、カルフーン軍曹のメインの4キャラクターのみならず、ちょっと出の脇役たちも個性豊か。のど飴キャラのサワー・ビルが私のお気に入りです。おなじみゲームから色々なキャラクターが登場するので、元のゲームを知っているとクスリと笑えるシーンも多いです。シュークリームのビアード・パパも、お菓子の国の車工場の番人として登場していましたよ。でも、折角ゲームキャラを出すなら、いっそ自前のケームである、キングダム・ハーツのキャラクターなんかも顔出しさせてもよさそうなものなのに、それがないのは、ゲーマーをターゲットにしているのでもないから?それとも、続編のために温存なのかしら?
このシーン、本編にはありません
本編の前に、おしゃれな短編「Paperman」が上映されます。一部を除いてモノクロで、セリフは殆どなく、絵柄もレトロ調の、小さな「ボーイ・ミーツ・ア・ガール」ストーリーですが、ディズニーらしいといえば、とてもディズニーらしい掌編。ちょっと「101匹ワンちゃん」で、ボンゴのご主人ロジャーと、パディータのご主人アニタの出会いを彷彿させたかな。この短編、私はとても好きだけど、お子様向けじゃない作品です。うーむ、やっぱターゲットは親か??
ディズニー迷走中?
夜のゲームセンター、閉店と同時にゲームのキャラクター達は仕事を終えて、自由にゲーム同志を行き来してオフを楽しむという設定は、トイ・ストーリー等でもお馴染み。主人公の、Wreck-It Ralph(壊し屋ラルフ)も、悪役のグループセラピー集会に参加して、ゲームの主人公、Fix-It Felix・Jr.(修理屋フェリックス・ジュニア)は、共演者たちに愛されチヤホヤされるのに、自分が悪役で同じゲームの他のキャラクターたちに嫌われている苦悩を訴えたりしますが、他の悪役たちには理解してもらえない。フェリックスのようにメダルを手に入れれば、皆に認めてもらえると思ったラルフは、ヒーローズ・デューティーたるゲームに忍び込んで、念願のメダルを手に入れますが、脱出ポッドを誤作動させて、ゲームを食いつくす電子虫のサイ・バグズもろとも、お菓子の国のレース・ゲーム「シュガー・ラッシュ」に迷い込んでしまいます。そこで、バクキャラのヴァネロパと出会って… ってのが大筋。
Sugar Rushとは、糖分取りすぎてハイになっちゃうことなので、お菓子の国であることと、レースをかけてあるのでしょう。設定は甘く、キャラクターたちも可愛いんだけど、実はマッハGo!Go!Go!ばりの過酷なレースが展開されたりします。オリジナルのタイトルが「Wreck-It Ralph」と、ドンキーコング風の主人公の名前なのに対し、邦題は「シュガー・ラッシュ」と、ピンク、ピンクしたお菓子の国のほうが前に押し出されてるのは、なにか面白い。
メインのストーリー自体は分かり易いく予定調和で進むのですが、小ネタが効いているし、伏線も上手く活かされていて、見終わった後に、ほんわか心が暖かくなるような満足感がありました。エンドクレジットに、可愛いアニメと一緒に、私の好きなアウル・シティーの、「When Can I See you Again?」が流れるのもポイント高し。しかし、この曲、アウル・シティーの出世曲である「Fireflies」と酷似してるんですけど… そうそ、挿入歌にAKB48も参加してます。ちょろっとだけど、ちゃんと本編で流れます。
ヴァネロパは、日本のアニメキャラを意識したそうですが、日本のアニメを見慣れた日本人の私的には「はぁ?」でした。動きや仕草にパワーパフガールズみたいな、アメリカのアニメ独特の可愛らしさは感じたけど、日本のアニメキャラ的な可愛いさや萌えとは異質のものだと思う。敢えて、日本のアニメキャラっぽいところは、お目々が大きいとこ?でも、超小憎たらしい小娘が、どんどん可愛く思えてくるようになるのも、やっぱり脚本の妙でしょう。しかし、AKB48の起用も含め、かなり日本市場を真剣に狙ってますな。
ラルフ、ヴァネロパだけではなく、ラルフを連れ戻しに来たフェリックス、シュガー・ラッシュの世界を救うためにフェリックスと一緒に来た「ヒーローズ・デューティー」の女コマンダー、カルフーン軍曹のメインの4キャラクターのみならず、ちょっと出の脇役たちも個性豊か。のど飴キャラのサワー・ビルが私のお気に入りです。おなじみゲームから色々なキャラクターが登場するので、元のゲームを知っているとクスリと笑えるシーンも多いです。シュークリームのビアード・パパも、お菓子の国の車工場の番人として登場していましたよ。でも、折角ゲームキャラを出すなら、いっそ自前のケームである、キングダム・ハーツのキャラクターなんかも顔出しさせてもよさそうなものなのに、それがないのは、ゲーマーをターゲットにしているのでもないから?それとも、続編のために温存なのかしら?
このシーン、本編にはありません
本編の前に、おしゃれな短編「Paperman」が上映されます。一部を除いてモノクロで、セリフは殆どなく、絵柄もレトロ調の、小さな「ボーイ・ミーツ・ア・ガール」ストーリーですが、ディズニーらしいといえば、とてもディズニーらしい掌編。ちょっと「101匹ワンちゃん」で、ボンゴのご主人ロジャーと、パディータのご主人アニタの出会いを彷彿させたかな。この短編、私はとても好きだけど、お子様向けじゃない作品です。うーむ、やっぱターゲットは親か??
ディズニー迷走中?