食養生365日 食材の栄養や漢方・薬膳的な効能のお話

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喉が痛いかぜに

2014-05-19 | 漢方・薬膳
久々に来ました…急に喉が痛くなりました…
長時間外で過ごしたり、乾燥した空気の中で声を出す機会が多かった、というのもあるし、
少々寝不足の日が続いたりして、体の周りの気(バリア)が少し弱っていたのかも。

今回はゾクっとする悪寒はありません。
ただ喉と鼻の奥が痛みます。

こういうかぜの初期には、余分な熱を発散してくれる食材がおすすめです。
代表的なのは薄荷(ミント)、菊花(菊の花)、葛根(くず)

あとは、同じく余分な熱を取りつつ喉の渇きを潤してくれる働きも持っている
きゅうり、ズッキーニ、トマト、豆腐、りんご、キウイ、すいか
などを食べてみてください。

果物ではこれから美味しい時期を迎えるビワもいいです。
ビワには肺を潤して咳を止める働きもあります。

漢方薬では銀翹散(ぎんぎょうさん)というのがあります。
喉が腫れて痛い、渇く、鼻詰まり、頭痛、黄色い鼻水が出る…といった症状に適応します。
熱はあるけど悪寒は軽く、無汗 or 少量の汗が特徴の「風熱型」といわれるかぜに用いられます。

この銀翹散は、そのほとんどが体を冷やす性質の生薬でできています。
ひとつだけ、荊芥(けいがい)という、体を温める性質の生薬が入っています。
冷やすものの中に、温める生薬をひとつ加えることで、かぜの原因となる病因を追い出す力を強めています。面白いですね☆

食べ物を摂る時もこの考え方を応用して、温めるものも少し摂るようにするといいでしょう。
しょうが、長ねぎ、シソ(大葉)、三つ葉、みょうが
いわゆる薬味系です(^-^)

同時に、体のバリア機能をアップしてくれる体力・気力アップの食べ物もどうぞ。

そしてやっぱり大事なのは睡眠ですzzz
いろいろ楽しいことがあってつい寝不足になっていた自分に反省です(´・ω・`)

漢方薬を使用する場合は、自分だけで判断せず、必ずお医者さんや薬剤師さんにご相談くださいね。

それではみなさんまたお会いしましょう(^-^)ノシ



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