食養生365日 食材の栄養や漢方・薬膳的な効能のお話

あなたのバランスをサポートするサロンConcordia~コンコルディアのsoraがお届けする薬膳・食養生のことなど

暑くて眠れなそうな時は麺類を(小麦)

2013-07-26 | 体の熱を冷ます
今日は夏の定番そうめん・冷やし中華などの麺類の原料「小麦」についてです。

小麦は、漢方薬で精神不安やヒステリーの治療に使われています。甘麦大棗湯という処方です。(甘草、小麦、大棗が入っています)
小麦粉にはビタミンB1・B2・B12がたくさん含まれています。
B1は体の疲労物質の燃焼に関わり、イライラしている時や落ち込んでいる時に精神安定の役割をします。
B2は脂質の代謝作用があり、粘膜を正常に保つ働きをし、皮膚を美しくします。
B12は不足すると疲労感が強くなったり貧血になったりします。
夏にそうめんや冷やし中華などの麺類を食べたくなるのは、冷たいからだけでなく、体がビタミンB群を欲しているのかもしれません。

とはいえ、氷水にそうめんを浮かべて冷蔵庫で冷やしたつゆをつけて食べるのは冷やし過ぎ。毎日冷たいそうめん・冷麦で済ませるのはおすすめできません。やり過ぎは逆効果になります。
もしそうめんや冷麦が続くときは、薬味を多めに入れたり、野菜や肉などの具を一緒に食べてください。
うちではその時の体調に合わせて、豚しゃぶや甘辛くした焼肉・茹でた青菜・焼きなす・とろろ・温玉などを乗せて食べます。


豚しゃぶ、レタス、きゅうり、クコの実に胡麻だれ(余分な熱を取り、体に必要な潤いは与える組み合わせです)

たれはその時の気分で、普通のめんつゆ、胡麻だれ、トマトたれ、梅肉入り、お酢を加えた冷やし中華風などなど…冷え寄りの体質なので薬味をたっぷり使います。

それではみなさんまた明日お会いしましょう(^-^)ノシ



【薬膳的分析】
性味/帰経
涼、甘/心・脾・腎

効能
不安・イライラ・のぼせ・不眠の改善
消化機能を整える


最新の画像もっと見る