食養生365日 食材の栄養や漢方・薬膳的な効能のお話

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はと麦でむくみにサヨナラ&美肌

2013-09-06 | むくみを取る
昨日とおとといの雨、かなり降りましたね(・・)
天候のせいか何となく体が重く感じます。足も少しむくんだかな…

今日はそんなむくみを利尿作用でスッキリさせる「はと麦」がテーマです。
タンパク質、ビタミンB1、カルシウム、鉄を多く含む栄養価の高い食べ物です。

漢方ではヨクイニンと呼ばれていて、利尿作用で体内の余分な水分を出す、弱っている脾の働きを正常にして肺の栄養を補う、熱を冷まし体に害を与える停留物質を排除する、などの働きがあるとされています。
むくみ、下痢、食欲減少、痰のからんだ咳、黄色い痰、イボの治療、胃腸炎などに用います。

その働きを考えると妊娠中の方にはおすすめできません。
また、体を冷やす性質が比較的強いので、むくみの原因が冷えにある人にも向きません。
冷えむくみの時に食べる物は、こちらを参考になさってください。

「はと麦は美肌効果がある」と言われるのは冷やす力が強いからです。
はと麦の熱を冷まし毒を取り除く作用が、シミやイボに働きかけるんですね。

簡単おうち薬膳レシピ
はと麦ととうもろこしのご飯
胃の膨満感や痛み、体が重くてむくんだ感じを改善します


はと麦ととうもろこしで利尿作用を促進、お米で胃をいたわり、大葉で体に溜まった湿気を発散させて気の流れをよくする…という働きを狙った一品です。

作り方
(1)はと麦30gは熱湯に浸し冷ましておく。(お湯ではなく、一晩水につけたものでもOK)
(2)米2合を磨いで炊飯器に入れ、(1)の浸し汁も加えて水加減する。はと麦を混ぜ、水を大さじ1足す。
(3)粒とうもろこし100gを米の上に乗せて15分以上置いてから炊く。炊き上がったらさっくり混ぜる。
(4)茶碗に盛り、大葉のせん切りを飾る。

はと麦、とうもろこし、お米には「健脾」といって脾の働きを活発にする作用があります。3つの食材の相乗効果で、消化や水分の運搬が促進されます。
とうもろこしは、缶詰でも生の粒でもどちらでもOKです。
お好みで塩を少々加えて炊いてください。

それではみなさんまた明日お会いしましょう(^-^)ノシ



【薬膳的分析】
性味/帰経
微寒、甘・淡/肺・脾・胃

効能
利尿作用により体内の余分な水分を排出する
弱っている脾の働きを正常にし肺の虚弱を補う
熱を冷まし体に害を与える毒の作用を排除する



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