食養生365日 食材の栄養や漢方・薬膳的な効能のお話

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発熱時のゲホゲホ咳に柿

2013-10-05 | 咳を止める
最近気温の変化が激しいですね。みなさん体調を崩されたりしていないでしょうか?
今まさに旬を迎えている果物「」を食べて元気をもらってください☆


種類の違う柿を3つ買ってみました

ビタミンC、カロテンが豊富で、かぜを予防し肌を強くします。
渋み成分のタンニンにはアルコール分解作用があり、利尿作用があるカリウムも含まれているので、二日酔いにぴったりの食べ物です。
タンニンは血圧上昇を抑える作用はありますが、鉄分の吸収を妨げます。
貧血気味の人は食べ過ぎにお気をつけて。

また、タンニンは摂り過ぎると便秘になることがあります。
柿と緑茶の食べ合わせは便秘になる、といわれているのはこのためなのでしょう。

漢方では、肺に潤いを与え体内の余分な熱を取り除く、体に必要な水分を生じさせ渇きを止める、アルコールの毒を分解する働きがあるとされています。
かぜが進行して発熱しゲホゲホと咳が出る時、口の渇き、口内炎、便秘、二日酔いなどの時に食べてください。
痔の出血にも用いられます。

柿は体をとても冷やす寒の性質なので、冷え症の人、生理前・生理中の人は食べても少しにしてください。
同じ体を冷やす力の強い蟹と一緒に食べると、腹痛や下痢を起こしやすいです。
これから冬にかけてますます美味しくなる柿ですが、この冷やす特徴はちょっと気にかけたいところです。

柿の白和え、大好きなんですが(´・ω・`)材料の柿・豆腐・白ごま、どれも体を冷やす食材なので、冷えが気になる時は控えめにした方がよさそうですね。
逆に辛い物を食べ過ぎたりして体に熱がこもっていると感じた時には、熱を取ってくれる素敵なお料理です(^_-)
ふだんから顔のほてりやのぼせを感じやすい人の、便秘の改善にもぴったりです。

ちなみに柿のヘタは柿蒂(してい)といい、気を降ろす働きがあり、しゃっくり・げっぷ・嘔吐を止めるのに用いられます。

それではみなさんまたお会いしましょう(^-^)ノシ



【薬膳的分析】
性味/帰経
寒、甘・渋/心・肺・大腸

効能
肺に潤いを与え体内の余分な熱を取り除く
体に必要な水分を生じさせ渇きを止める
アルコールの毒を分解する



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